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政府、今夏の電力需要を再予測

Posted July. 30, 2018 09:35,   

Updated July. 30, 2018 09:35

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政府が今夏の最大電力需要の展望に失敗した原因を検討し、予測値を修正することを決めた。

韓国電力取引所は29日、「今夏の最大電力需要予測がはずれた原因を点検するために近く民間専門家や産業通商資源部、気象庁など関係機関と会議を開く予定」と明らかにした。そして早ければ来月3日、今夏の最大電力需要予測値を修正する計画だ。政府は夏休みのシーズンが終わり、企業が操業に復帰する8月の第2週目に今夏の電力需要が最大値に達すると見ている。

これに先立ち政府は、今月5日に出した夏季電力需給対策で、今夏の最大電力需要を8830万キロワットと予測し、8月の第2週、第3週目に到達すると見通した。昨年12月に発表した8次電力需給基本計画で最大電力需要を8750万キロワットと予測し、需要調節を通じてこれを8610万キロワットまで減らすと発表したが、猛暑の予報を受けて予測値を増やしたのだ。

しかし、最大電力需要は23日に9070万キロワット、24日に9248万キロワットまで上昇し、今月5日に修正された政府予測値をすでに上回った。夏休みのシーズンが始まって猛暑が停滞し、25~27日に電力需要は多少減ったものの、依然として政府予測を上回る9000万キロワット台だ。

電力取引所は、「新たに修正される夏の最大電力需要予測値には、気象庁の中期予報、企業の操業状況、最近の電力需要の変化などを反映する予定」と説明した。普通、気温が1℃上昇すれば電力需要は80万~100万キロワット増える。気象庁の中期予報には最長10日までの最高気温が含まれるので、比較的正確な需要予測が可能だ。その後を予測する長期予報は、正確な数値の代わりに気温が平年より高いか低いかを示す。

専門家たちは、政府が猛暑だけを需要予測の失敗の原因と見て短期予測を修正して満足してはいけないと指摘する。エネルギー経済研究院のパク・グァンス研究員は、「果たして今回の需要予測の失敗が単純に異常高温によるものなのか、さもなければ予測システム上のエラーのために発生したのか綿密に点検し、今後の電力需給計画に反映する必要がある」と指摘した。


李새샘 iamsam@donga.com