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サッカー代表、23日に「難敵」イランと8強進出かけた運命の一戦

サッカー代表、23日に「難敵」イランと8強進出かけた運命の一戦

Posted August. 23, 2018 09:58,   

Updated August. 23, 2018 09:58

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「経験豊富なワイルドカード(オーバーエイジ)の活躍でいばらの道を突き進め」

ジャカルタ・パレンバン・アジア大会の男子サッカーで険しいトーナメントに突入した韓国代表(23歳以下)に下された特命だ。E組1位になるだろうという予想を裏切り、惨憺たる戦いを続け、2位でグループリーグを突破した韓国は、23日午後9時30分(韓国時間)、インドネシアのチカランのウィバワ・ムクティ競技場で「難敵」イラン(F組1位)と対戦する。

韓国とイランの違いは、ワイルドカード(オーバーエイジ)選手の有無だ。韓国はロシア・ワールドカップ(W杯)メンバーの孫興民(ソン・フンミン=26、トッテナム・ホットスパー)とGK趙賢祐(チョ・ヒョンウ=27、大邱)、元シニア代表の黄義助(ファン・ウィジョ=26、ガンバ大阪)がワイルドカードで合流した。ワールドカード選手を選ばなかったイランは、20選手のうち7人が10代で結成された「覇気」のチームだ。イランの強みは、屈強な体格を生かした堅守と素早いカウンター攻撃だ。アジア大会での対戦成績(3勝2分け4敗)に加え、負ければ終わりというトーナメントへのプレッシャーなどで韓国選手たちが動揺してもおかしくない状況であるため、大きい試合を多く経験しているワイルドカード選手たちが精神的支柱の役割を果たさなければならない。

主将の孫興民には、イラン戦は自尊心回復をかけた一戦となる。シニア代表でイランとの5試合に出場したが、1分け4敗と一度も勝利を味わったことがない。孫興民は、「イランは、すべてに年代で強さを見せて来た。だが、相手を意識するよりは、自分たちの競技力を強化することに集中すれば、良い結果を残すことができる」と話した。左サイドに起用されるとみられる孫興民には、自分が集中マークされる時、最前線のFW黄義助らにパスで得点機を作ってあげる能力がある。連携プレーの効率を高めるため、同僚たちと多くの会話をしている。代表チームの関係者は、「孫興民が主将として全選手ミーティングやポジション別のミーティングを主催している」と伝えた。

守備では、GK趙賢祐の役割が重要だ。韓国は、守備陣をリードする中央DFキム・ミンジェ(全北)が警告累積でイラン戦には出れない。ファン・ヒョンス(FCソウル)、チョン・テウク(済州)らで組まれた中央DF陣は、敏しょう性に欠けるという弱点を抱えている。イランは積極的なスルーパスとサイド突破で韓国の守備を崩す戦術で臨むとみられる。ハン・ジュンヒKBS解説委員は、「機敏で個人技の優れたウィンガーのメフディ・ガエディの攻撃が鋭い。MFメディハニ・モハメドメディが攻撃のテンポを作る役割を担う」と分析した。

イランの鋭い攻撃を安定的に止めるためには、趙賢祐がDF陣全体を積極的にまとめなければならない。GKは守備の最後尾にいるため、DFの間隔の調整などを口頭で指示することができる。趙賢祐は、「後輩たちが集中力を切らさないよう、試合中にも遠慮なく厳しく言うつもりだ」と話した。決勝トーナメント1回戦からは前後半90分と延長戦でも勝負がつかなければ、PK戦を行う。趙賢祐は「(PK戦)練習をたっぷりしたので自信はある。PK戦に突入したら、自分が(相手のシュートを)止めて勝利する状況になるだろう」と話した。


鄭允喆 trigger@donga.com · 金在亨 monami@donga.com