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北朝鮮、「板門店宣言を守らず、与党の支持率が下落」

北朝鮮、「板門店宣言を守らず、与党の支持率が下落」

Posted August. 28, 2018 08:17,   

Updated August. 28, 2018 08:17

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北朝鮮の対外宣伝メディア「メアリ」は27日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率が下落を続けていることに対して、「板門店(パンムンジョム)宣言を誠実に履行できなかったため」と主張した。トランプ米大統領がポンペオ国務長官の訪朝を突然中止し、米朝関係がさらに冷え込むと、韓国に「八つ当たり」をしているのだ。

同メディアは27日、文大統領を名指ししなかったものの、「最近になって南朝鮮の現当局者と与党の支持率が下落している」と指摘し、「意見も定見もなく優柔不断で、板門店宣言の履行に誠実でないことが、まさに支持率急落の原因」と主張した。世論調査機関リアルメーターが27日に発表した文政権の支持率は56%で、先週より0.3ポイント下落した。今年実施したリアルメーターの調査の中で最も低い数値だ。2週間前は58.1%なので、下落傾向は続いている。

同メディアは、「現当局者と与党は、南北関係を朝米関係改善の枠組で扱おうとし、北南が合意した板門店宣言の履行も対岸の火を見るような状態」と付け加えた。

そして、「北南関係の発展は政治的、理念的、安保的空想を越えて経済的にも莫大な利益をもたらす千載一遇の機会ということが、南の人民の共通の認識」とし、「もはや『ろうそく民心』を代弁すると言葉だけを叫ぶ時ではない」とも指摘した。

これに先立ち、北朝鮮側関係者たちは、20~26日の第21回南北離散家族再会の取材のために金剛山(クムガンサン)を訪れた韓国側取材陣に、文大統領の支持率下落と関連して「文大統領の支持率がなぜ落ちるのか」と尋ねたという。


申나리 journari@donga.com