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日朝が先月ベトナムで秘密接触、米高官は激昂 米紙報道

日朝が先月ベトナムで秘密接触、米高官は激昂 米紙報道

Posted August. 30, 2018 07:25,   

Updated August. 30, 2018 07:25

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日本と北朝鮮が7月にベトナムで米国に知らせずに「極秘会談」をし、これに対して米高官が不快感を示したと、米紙ワシントン・ポストが28日(現地時間)、報じた。

同紙によると、7月のベトナム会談に、日本からは内閣情報調査室のトップ、北村滋内閣情報官が、北朝鮮からは金聖恵(キム・ソンヘ)統一戦線策略室長が参加した。これを受けて米政権の高官が、米国が北朝鮮との協議の進展状況をアップデートしているにもかかわらず、日本は会談のことを米国に知らせなかったとして非常に不快感を示したと、同紙は伝えた。

 

菅義偉官房長官は29日、この報道の事実関係の確認を求められると、「そのような報道があることは承知しているが、報道される内容一つ一つに政府としてコメントすることは控えたい」と答えた。菅氏は、否定できない敏感な事案に対しては「ノーコメント」で一貫することが多い。

一方、トランプ米大統領が6月にホワイトハウスで安倍晋三首相と会談した際、「真珠湾攻撃を忘れない」と述べたとした同紙の報道に対しては、「事実ではない」と否定した。同紙は、トランプ氏の「真珠湾」発言が、日本との貿易交渉で機先を制するためのものだったと伝えた。

トランプ氏の就任後、8回会い、20回以上電話会談をするなど親密さを誇示する日米関係が、6月の米朝首脳会談後、冷え込んでいるのは事実だ。両首脳は今月22日、米国の要請で2ヵ月ぶりに電話会談を行い、「韓半島の完全な非核化が実現されるまで、北朝鮮に対する強力な制裁を維持する」との考えを確認し、9月のニューヨーク国連総会で会うことを約束した。

安倍氏は、トランプ氏の新たな対北朝鮮アプローチと対日貿易赤字に対する攻撃で難関に直面している。トランプ氏は6月に安倍氏が米国を訪問した際、「日本人拉致問題を米朝首脳会談で言及する」と約束したことを除いて、日本の貿易政策を辛らつに批判し、両国の貿易交渉の開始を求めることに会談の大半の時間を割いた。


徐永娥 sya@donga.com