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北朝鮮旅行ツアーが欧州で人気、米朝首脳会談以降イメージ改善か

北朝鮮旅行ツアーが欧州で人気、米朝首脳会談以降イメージ改善か

Posted September. 04, 2018 08:59,   

Updated September. 04, 2018 08:59

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米朝首脳会談後、韓半島の戦争の心配が消え、北朝鮮旅行を希望する外国人が増えている。

2005年からフランスで北朝鮮旅行ツアーを企画しているフェニックス旅行会社のエドゥアール・ジョルジュ代表は2日(現地時間)、東亜(トンア)日報とのインタビューで、「3月から3ヵ月ぶりに60~70件の契約が成立し、今夏だけで観光客が昨年より25%以上増えた」と明らかにした。そして、「(緊張が高まった)昨年を除いて年平均400人ほどの北朝鮮旅行客を募集したが、今年はそれを上回りそうだ」と見通した。

同社は昨年、北朝鮮の相次ぐ核、ミサイル実験で米朝関係が最悪になると、観光客の安全を憂慮して北朝鮮旅行ツアーを中止した。しかし、2月の平昌(ピョンチャン)冬季五輪を機に南北和解ムードができ、3月からツアー企画を再開した。6年前に北朝鮮を旅行したというパリ市民のレティシアさん(55)は、「6年前、北朝鮮はとても現実的な国家だった。これまで何がどれだけ変わったのか、近いうちにもう一度行ってみたい」と話した。

北朝鮮も積極的に外国人観光客の誘致に乗り出している。特に9日から始まるアリラン祝典に大きな期待をかけている。NKニュースの報道によると、北朝鮮は9月末まで予定された祝典の期間を10月10日まで延長すると旅行会社に通知し、座席当たり100ユーロ(約13万ウォン)から800ユーロ(約104万ウォン)を設定し、150万ユーロ(約19億5000万ウォン)以上の収益が見込まれている。北朝鮮は最近、外国人観光客に白頭山(ペクトゥサン)トレッキングやキャンプを初めて許可するなど、観光地の発掘にも積極的に取り組んでいる。

ただ、米国が先週、北朝鮮旅行禁止措置を1年延長するなど、米朝関係が再び悪化するという懸念が障害となっている。ジョルジュ氏も、「トランプ米大統領の決定によって、再び扉が閉ざされかもしれないという不安もあり、無理な事業拡張はしない」と語った。


董正民 ditto@donga.com