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習近平氏の「9・9節」訪朝は事実上実現せず、王号寧氏の訪朝有力

習近平氏の「9・9節」訪朝は事実上実現せず、王号寧氏の訪朝有力

Posted September. 04, 2018 08:59,   

Updated September. 04, 2018 08:59

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北朝鮮の政権樹立(9・9節)70周年を記念して中国の習近平国家主席の代わりに王号寧党中央書記処書記兼政治局常務委員が北朝鮮を訪問することが3日、分かった。

複数の政府当局者と中国消息筋は、「3、4日に北京で開かれる中国-アフリカ協力フォーラム首脳会議に外交力を集中している習氏が、9・9節に合わせて北朝鮮を訪問することは物理的に難しい」とし、「中朝関係を考慮して影響力のある王書記を送って格を保とうとするだろう」と話した。すでに先月には習氏の訪朝が不透明になり、王書記が行くことで整理されたという声もある。

王書記は、北朝鮮問題と思想・宣伝を担っており、「代理訪朝」の適任者と評価されている。今年3回の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の訪中の際、正恩氏を出迎え、中朝首脳会談にも同席した。国家安保戦略研究院のパク・ビョングァン上級研究員は、「王書記は米国で学者経験がある唯一の常務委員で、今後、対米関係の調整や北朝鮮の改革開放と関連して助言できる適切な人物」と強調した。

習氏の訪朝が事実上実現しないのは、トランプ米大統領の中国非難と警告が作用したと見られている。国立外交院のキム・ハングォン教授は、「米中貿易紛争や台湾問題より韓半島問題が政策の優先順位になる状況なのに、習氏が強いて政治的負担を負って災いを招く理由はない」と分析した。

一方、北朝鮮が2月の建軍節と同程度の規模で9・9節のパレードを準備しており、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の公開の動きも捉えられていないという。統一部当局者は、「北朝鮮がパレードに物資を投じる余力があまりないとみられる」と指摘した。


申나리 journari@donga.com · 尹完準 zeitung@donga.com