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「韓半島に平和を」 世界の禅の師匠たちがDMZに集まる

「韓半島に平和を」 世界の禅の師匠たちがDMZに集まる

Posted September. 12, 2018 08:31,   

Updated September. 12, 2018 08:31

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分断の象徴である非武装地帯(DMZ)で、韓半島の平和を祈願する大規模な瞑想大会が開かれる。韓国参禅指導者協会(会長=カクサン僧侶)は最近、懇談会を開き、来月13日、京畿道坡州市(キョンギド・パジュシ)の臨津閣(イムジンガク)にある平和ヌリ公園で、「DMZ世界平和瞑想大典」を開催すると発表した。

この行事には、タイの高僧アザーン・ガンハ、英ケンブリッジ大学出身の瞑想家であり著述家であるアザーン・ブラム、世界の仏教統合運動を繰り広げてきた台湾の心道僧侶、韓国看話禅を代表するへグク僧侶など、国際的に名高い禅の師匠が参加する。参加人数は1万人に達するというのが主催者側の説明だ。

彼らにまつわるエピソードも少なくない。アザーン・ガンハはタイの灯りと呼ばれたアザーン・チャの直系の弟子だ。50年近く密林の中で托鉢修行し、師匠から「煩悩のない者」と認められた。アザーン・ブラムは、世界で最も影響力のある精神的師匠100人の一人に数えられる。ベストセラー「怒っている水牛を放す」「酒に酔った象を飼いならす」の著者でもある。心道僧侶は、「仏法は一つ」という信念の中に、宗教間の対話を通じて世界の平和を守るために努力してきた。台湾市内に世界宗教博物館をオープンする際は世界の仏教徒50万人以上から後援を受けたこともある。13歳の時に海印寺(へインサ)でイルダ僧侶を恩師として出家したへグク僧侶は、話題を持って修行する看話禅の代表的修行者だ。曹渓宗(チョゲジョン)首座会議長を務めた。

DMZ行事の参加費は無料で、午前10時から午後5時まで行われる。午前11時、へグク僧侶の韓半島平和起源の参禅法要を皮切りに、昼12時にアザーン・ガンハの世界の平和メッセージ、午後1時はアザーン・ブラムのDMZ平和ウォーキング瞑想などが続く。

「世界瞑想ヒーリングキャンプ」は、江原旌善郡(カンウォン・チョンソングン)にあるハイワンリゾートで3泊4日の日程で開催される。キャンプの参加者は、DMZ世界平和瞑想大典が終わった後リゾートに移動して、14日から本格的な日程に入る。14日午前10時、アザーン・ガンハの「入斎法文」を皮切りに、座禅、空の登山道ウォーキング瞑想、カクサン僧侶と心道僧侶などの修行指導などが続く。毎日夕方はアザーン・ガンハとの質疑応答と修行インタビューもある。

カクサン僧侶は、「DMZ世界平和瞑想大典と世界瞑想ヒーリングキャンプが次々と開かれるのは、世界仏教界では類のないことだ」とし、「DMZ大典を通じて仏教徒らの平和への願いを集めて、韓半島の平和に貢献したい」と語った。

行事を主催する韓国参禅指導者協会は鳳巖寺(ボンアムサ)、海印寺などで修行した30年以上の経験を持つ僧侶と精神医学瞑想心理学などの関連分野の専門家で構成された。「参禅と瞑想の普及で『瞑想韓流』の本拠地になりたい」というのが協会の抱負だ。お問い合わせは02-451-0203まで。


金甲植 dunanworld@donga.com