チェ・ジマン(27)が連日の本塁打パフォーマンスでタンパベイ・レイのファンを虜にしている。
チェ・ジマンは13日、本拠地での試合に4番・指名打者で出場し、相手エースのカルロス・カラスコから2点本塁打を奪い、チームの3-1勝利をけん引した。チェ・ジマンは同日、1回からカラスコの初球の速球を捉え、中央フェンス超しに運んだ。二日前に自身初のサヨナラ本塁打を放った感動が冷めないうちに出た本塁打だ。
今年7月にタンパベイにトレードされて以来7号目で今季9本目の本塁打だ。チェ・ジマンはメジャーリーグデビュー3年目に二桁本塁打達成も目前にしている。とくに9月の活躍が目立つ。9月に行った10試合で4本塁打12打点を記録し、打率.353、OPS1.263をマークしている。
米国のスポーツ専門メディア「ESPN」はチェ・ジマンの最近の活躍について、「チェ・ジマンは全般的に圧倒的な才能を持っているわけではないが、パワーだけは物凄い。打席に立つ機会が十分に与えられれば、より生産的な本塁打打者に成長するだろう。とくに(指名打者を置く)アメリカンリーグにもっと似合う」と評価した。
自然と来季のチェ・ジマンの去就にも注目が集まる。チェ・ジマンは2016年にマイナーリーグの自由契約(FA)資格を得た後、メジャーリーグで毎年スプリット契約(メジャーかマイナーかの身分に応じて支給する契約)を結んできた。打撃面の潜在力に比べて守備での活用度が低いため、以前の3チーム(ロサンゼルス・エンゼルス、ニューヨーク・ヤンンキス、ミルウォーキー・ブルワーズ)では十分な機会をつかめなかった。タンパベイで久々に存在感を発揮しているチェ・ジマンは、果たしてシーズン終了までタンパベイのフロントを魅了することができるのだろうか。
任寶美 bom@donga.com