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三星電子の第3四半期の営業利益、過去最高の17兆5000億ウォン

三星電子の第3四半期の営業利益、過去最高の17兆5000億ウォン

Posted October. 06, 2018 08:57,   

Updated October. 06, 2018 08:57

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三星(サムスン)電子は今年第3四半期(7~9月)の営業利益が17兆ウォンの壁を突破し、四半期基準では過去最高記録を更新した。第3四半期までの営業利益は約48兆ウォンで、三星電子は今年の年間営業利益が60兆ウォンを初めて超えると予想される。

三星電子は第3四半期の暫定業績(連結基準)について、売上は65兆ウォン、営業利益は17兆5000億ウォンと、5日公示した。第2四半期に比べて売上は11.15%、営業利益は17.69%が伸びた。前年同期に比べれば、売上は4.75%、営業利益は20.44%が伸びたことになる。営業利益は、第1四半期に記録した過去最高の15兆6400億ウォンより1兆8600億ウォンをさらに稼いだ。営業利益率は26.9%で過去最高といえる。

市場平均予測値(17兆1669億ウォン)を上回った「アーニングサプライズ」の原動力は、やはり半導体だった。電子業界は、三星電子が半導体で約13兆5000億ウォンを稼いだと見ている。第3四半期にNAND型フラッシュの価格が10%以上下落したが、DラムとNAND型フラッシュの出荷量が増えたことで、最大業績を出したと分析される。

ディスプレイも好調だった。液晶表示装置(LCD)価格の下落で、今年第2四半期の営業利益が1400億ウォンに激減したディスプレイ事業は、第3四半期に営業利益が1兆ウォンを回復したと見られる。アップルのアイフォーンに搭載されるフレキシブル能動型有機発光ダイオード(AMOLED)の出荷で、小型パネル部門の営業利益が急増したおかげである。

ただ、第4四半期の見通しは不透明である。ハイ投資証券リサーチセンターのソン・ミョンソプ研究委員は、「NAND型フラッシュとDラム価格の下落で、半導体の営業利益が第4四半期に上昇が止まる可能性が高い」と語った。

一方、LG電子は、第3四半期連結基準の売上が15兆4248億ウォン、営業利益は7455億ウォンを記録したと、同じ日に公示した。前年同期比で売上は1.3%、営業利益は44.4%が伸びた。今回の第3四半期の売上は、これまでの第3四半期の中では最大である。テレビを主力とするHE事業本部と生活家電中心のH&A事業本部が売上を牽引した。しかし、スマートフォン事業を担当するMC事業本部は、14四半期連続の赤字であることが分かった。


金哉希 jetti@donga.com