米国の中間選挙(11月6日)を控え、トランプ大統領の支持者による「憎悪の犯罪」が相次いでいる。27日(現地時間)、ペンシルバニア州ピッツバーグのユダヤ教礼拝所(シナゴーグ)で40代の白人男性が銃を乱射し、11人が死亡、警察官4人を含む6人が負傷した。犯人のソーシャル・ネットワークキング・サービス(SNS)のアカウントから、トランプ氏を支持する内容が発見された。オバマ前大統領など反トランプ陣営の人々を狙って「爆発物小包テロ」を図ったトランプ氏の支持者が逮捕された翌日に起こった惨劇だ。
トランプ氏は27日、「反ユダヤ主義の行為は容認できない。憎悪に満ちた反ユダヤ主義による暴力は非難されるべきだ」と述べた。最近、相次いで起こっている「憎悪犯罪」の根源に、トランプ氏が続けてきた分裂的な言動があると指摘され、共和党が11月の中間選挙を控え、悪材料に出くわしたという観測が流れている。
朴庭勳 sunshade@donga.com · 韓基渽 record@donga.com