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「人造大理石」と言えば韓国…世界市場の44%に敷かれた

「人造大理石」と言えば韓国…世界市場の44%に敷かれた

Posted October. 29, 2018 07:41,   

Updated October. 29, 2018 07:41

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内装の仕上げ材市場で「グローバル空港」は、最も激しい受注競争が繰り広げられる戦場だ。国や都市の第一印象を決める場である空港の特性上、内装仕上げ材を巡る評価は極めてややこしい。材料業界の関係者は、「先進国の主要空港に入った材料は、いったん品質の面で合格点が付けられたとみなされる」と話した。

空港のインテリアに特に愛用されている材料は人造大理石だ。大理石特有の高級感を与えながらも、耐久性が強く、加工もしやすいからだ。この市場で韓国企業各社が強みを発揮している。25日、関連業界によると、LGハウシスは人造大理石ブランド「ハイマックス」で、世界の10か所以上の空港の仕上げ工事の受注に成功した。仁川(インチョン)国際空港の第2ターミナルをはじめ、ドイツのフランクフルト空港、フランスのシャルル・ド・ゴール空港、イタリアのナポリ空港、チェコのプラハ空港などにもハイマックスが使われた。

仁川国際空港第2ターミナルには、ラウンジの入り口のカウンターとフードバーなどに使われた。ナポリ空港ではベンチ、フランクフルト空港では屋上に造成されたオープンエアデッキを飾るための人造大理石にハイマックスが採用された。LGハウシスの関係者は、「細菌が繁殖する天然大理石の短所を補っているうえ、様々な曲線の形を継ぎ目なく自由に表現できる加工性を備えている」とし、「このような利点のため、キッチンの流し台の天板に主に使われたが、その後ザハ・ハディッド、カリム・ラシッドなどの世界的建築家から選ばれ始めた」と説明した。

耐久性に優れている上、汚染に強い特性のため、人工大理石を建築物の外部に適用する事例も増えている。フランスのヨットメーカー・ベネトの本社、中国上海の東方明珠タワー、米ブルックリン美術館など、ランドマークの建物の外装材としてもLGハウシスの人造大理石が使われた。

グローバル人造大理石市場は、2009年の10億ドル(約1兆1300億ウォン)から今年は18億ドル規模に拡大している。1990年代初頭までは、米デュポン社をはじめとする世界的化学会社が市場のほとんどを占めていた。しかし、LGハウシスとハンファL&C、ロッテ先端素材などの韓国国内企業が本格的に開発と販売に乗り出したことで、今年の国内企業の世界市場でのシェアは約44%に達すると試算される。

一般人造大理石より一ランク高級製品と言われている「エンジニアドストーン」市場も注目される分野だ。エンジニアドストーンは、メチルメタクリルで作った樹脂を石粉と混ぜて作る一般的な人工大理石と違って、天然石英系材料が90%含まれているので、「マーブル」と呼ばれるパターンをよりよく生かすことができる。LGハウシスは、米ジョージア州の人造大理石工場に来年末まで、計5000万ドルを投資してエンジニアドストーンの第3号生産ラインを増設することにした。LGハウシスはこれに先立って、2011年に計4000万ドルをかけて、最初のエンジニアドストーン工場を立てたのに続き、2016年に第2号の工場の稼働に踏み切った。第3号工場が完成すれば、LGハウシスのエンジニアドストーンの生産規模は年間70万平方メートルから105万平方メートルに増える。

業界の関係者は、「米国で金融危機で低迷していた不動産景気が、最近復活したことを受け、一般的な人造大理石はもとより、エンジニアドストーンへの需要が急速に伸びている」とし、「国内企業各社は着実にシェアを高めていけるだろう」と見込んだ。


黃泰皓 taeho@donga.com