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外国人の目に映った韓国の隅々 「本当に知らなかった」

外国人の目に映った韓国の隅々 「本当に知らなかった」

Posted October. 31, 2018 09:38,   

Updated October. 31, 2018 09:38

한국어

「外国人観光客の目に映った韓国はどんな姿だろう?」

今年でシーズン2を迎えたMBCエブリワンの番組「ようこそ〜韓国は初めてだよね?」は、昨年7月に、単純な好奇心からスタートした芸能である。国内に居住する外国人(ホスト)が友人3人を招待する。その友人たちは自ら自由に観光を楽しんだり、韓国に住んでいる友人が準備した旅に出る。

ある意味では単純なコンセプトだが、この番組は、俗にいうと大ヒットしてしまった。平均視聴率(ニールセンコリア基準)が3%台を着実に維持しており、今年の上半期は二度も5%を突破した。このテレビ局でさえ「今までなかったし、これからもなかなか出にくい大記録だ」という声が出るほどだという。

「ようこそ…」の魅力は、質問はありふれたものだが、その答えが裏をかいたという点から見つけることができる。韓国を初めて訪れた、加工されていない外国人出演者の反応があまりにも新鮮だった。たとえば、主に外国人が好きな韓国の食べ物といえば、三枚肉やチキンぐらいを思い浮かべる。しかし、実際に出演者たちは、エゴマカルグクスやワカメスープなどに熱狂する。さらに、韓国の歴史や社会的雰囲気を見てみようと努力する姿も反応が大きい。

外国人たちが挙げる「韓国が特別な理由」も、通念を破る場合が多い。地下鉄駅に番号が付けられていて見つけやすいとか、変わったアドレスが外国人たちの道探しに便利だなどの内容は、韓国人にとってはそこまで気が付かなかった強みといえる。

ただ、ますます何か既視感が感じられる部分は、今後、この番組が解決しなければならない課題と言える。決められた枠組みがないからと言っても、ほとんど毎回のように「生きタコ」を仰天しながら食べるシーンが登場するのは、ややうんざり。制作陣もこれを意識してか、友人に限っていた招待対象を最近は「家族」へと広げている。パネルとして出演するアルベルト・モンディは、「韓国人も海外に出ている家族が多いだけに、『家族芸能』としても共感を呼ぶことを願う」と述べた。


イ・ジウン記者 easy@donga.com