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CNN、自社記者を出禁にしたホワイトハウス相手に訴訟

CNN、自社記者を出禁にしたホワイトハウス相手に訴訟

Posted November. 13, 2018 08:04,   

Updated November. 13, 2018 08:04

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トランプ米大統領とCNNとの悪縁が訴訟戦に飛び火する様相だ。CNNの記者、ジム・アコスタ氏(47)が7日、ホワイトハウスの記者会見でトランプ氏に攻撃的な質問をしたが制止され、マイクを取り上げようとした女性職員を手で遮ったという理由でホワイトハウスの出入りを禁止されたことを受け、CNNがトランプ政権に対して訴訟を準備しているという。

ABCニュースのサム・ドナルドソン前ホワイトハウス担当記者は11日、CNN放送に出演して、「私が知る限りでは、CNNとアコスタ氏が訴訟を起こした」とし、「この問題について、今週火曜日(13日)に裁判所で審理があるだろう」と明らかにした。しかしCNNは声明で、「何の決定も下されていない」とし、「ホワイトハウスと接触しているが、何の反応もない」と明らかにした。

トランプ氏は2016年の大統領選後、CNNを「フェイクニュース」と非難してきた。大統領選当時、CNNが民主党候補のヒラリー・クリントン氏を支持しているとし、「CNNはクリントン・ニュース・ネットワーク(Clinton News Network)の略字」と嘲った。

キューバ系移民のアコスタ氏は今年1月、ホワイトハウス担当記者に昇進し、トランプ氏と何度も舌戦を繰り広げた。トランプ氏は1月、ホワイトハウスの記者会見で質問攻勢をするアコスタ氏に「出て行け」と叫び、7月に英国で開かれたメイ英首相との共同記者会見の会場でも、「フェイクニュースのCNN記者の質問は受けない」と言い放った。

アコスタ氏に対するホワイトハウスの出入り禁止措置に対して、「政治権力の行き過ぎた言論統制」という批判が多いが、「中立性を失ったCNNに対する撤退」という主張もある。トランプ氏の友軍であるFOXニュースは、「アコスタ氏が大統領を傷つけて注目を受けようと計算して質問する」と非難した。実際、CNNはトランプ氏の批判に多くの番組を割いている。

CNNの視聴率は下落傾向にある。FOXニュースは先月まで28ヵ月連続1位(ケーブル放送基準)であり、先月のニールセン・メディア・リサーチの調査では、一日平均2800万人がゴールデンタイムに視聴し、圧倒的1位となった。MSNBCが1580万人で後に続き、CNNは93万人にとどまった。

一方、6日に行われた中間選挙で下院を掌握した民主党は、トランプ氏が政治報復のためにCNNを所有するタイム・ワーナーと通信会社AT&Tの合併を阻止したのか、また、米紙ワシントン・ポストの親会社格である電子商取引企業アマゾンの配送料を問題にしたのかを調査する予定だと、民主党のアダム・シープ下院議員が11日、メディアとのインタビューで明らかにした。


朴庭勳 sunshade@donga.com