米国の中間選挙後、トランプ大統領が内閣改造を断行すると発表された中、大統領のメラニア夫人との関係が良くなかったホワイトハウスの人々が近く解任されるようだと、米紙ワシントン・ポストやNBCなどが13日、報じた。
メラニア氏の広報責任者のステファニー・グリシャム氏は同日、ホワイトハウスの国家安全保障担当のミラ・リカデル副補佐官について、「彼がこれ以上ホワイトハウスで働く栄誉に値しない」との声明を発表した。メラニア氏のオフィスが、安保分野の職員の解任を求めるのは極めて異例だ。4月にボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)が起用したリカデル副補佐官は先月、メラニア氏のアフリカ訪問に同行した際、夫人付のスタッフともめたほか、メラニア氏に対する良くない情報を流していたとも疑われたと、現地メディアは伝えた。
メラニア氏のオフィススタッフの採用問題などをめぐって対立したケリー大統領首席補佐官も近く政権を離れる可能性があると、NBCが報じた。トランプ氏が、移民規制に不満を持っていた国土安全保障省のニールセン長官を解任することを決め、ニールセン氏が辞任すれば、後ろ盾になっているケリー氏も出て行く可能性があることを大統領も分かっていると、ウォール・ストリート・ジャーナルは伝えた。ケリー氏の後任には、副大統領の首席補佐官を務めるニック・エアーズニック氏の名前が挙がっている。
ウィ・ウンジ記者 wizi@donga.com