米国のトランプ大統領と中国の習近平国家主席が、貿易戦争と関連して90日間の「条件付き休戦」に合意した。景気低迷に直面した世界経済は、世界1、2位の経済大国間の戦争拡大の危機を避けることができた。
米ホワイトハウスは1日(現地時間)、アルゼンチン・ブエノスアイレスで2時間半にわたって開かれたトランプ氏と習氏の夕食会に関するサンダース大統領報道官名義の声明を通じて、「両国は『非常に成功的な会談』だったと明らかにした」と伝えた。両国の首脳会談は昨年11月のトランプ氏の訪中以来。
ホワイトハウスは、「トランプ氏は中国産の商品2千億ドル分に対する関税を10%に維持することで合意した」と明らかにした。来年1月1日に2千億ドル分の中国産製品に対する関税率を10%から25%に引き上げる計画を保留するということだ。
これに対する中国の措置に対しては、「まだ合意してはいないが、中国は相当な量の農産物、エネルギー、産業およびその他の商品を米国から購入し、両国間の貿易不均衡を減らしていくだろう」とし、「中国は米国の農家から農産品を購入することに合意した」と付け加えた。
米中貿易交渉も再開された。ホワイトハウスは、「トランプ氏と習氏は、強要された技術移転、知的財産権の保護、非関税障壁、サイバー侵害と窃盗、サービスおよび農産品と関連した構造変化に対する交渉を直ちに始めることで合意した」と伝えた。
条件付き休戦が最終合意に至らない場合に備えて、「両国はこの過程を今後90日以内に実現するために努力することで合意した」とし、「もしこの期間に両国が合意に至らなければ、関税は10%から25%に引き上げることになるだろう」と付け加えた。
トランプ氏は、「米国と中国双方に無限の可能性を与える驚くべき生産的な会談」とし、「習氏と共に行えることは非常に大きな光栄」と話した。
中国の王毅外相は米中首脳会談後、ブエノスアイレスで記者会見を行い、「(米中)両国は相互市場の開放に同意し、中国が新たな改革開放を通じて米国の合理的憂慮を解決していくことで同意した」と明らかにした。
朴湧 parky@donga.com · 尹完準 zeitung@donga.com