「2016年は夢のような1年だった」
ルカ・モドリッチ(33=レアル・マドリード)は4日、フランス・パリのグランパレで開かれたバロンドール表彰式でトロフィーを持ったまま、突っ走って来た1年間を振り返った。今年5月はレアル・マドリード(スペイン)の中盤の司令塔として、リバプール(イングランド)を3-1で破り欧州チャンピオンズリーグ(CL)を制覇した。ロシア・ワールドカップ(W杯=6~7月)では主将として祖国クロアチアを準優勝に導いた。モドリッチが胸に秘めて来た願い事の全てが叶った2018年だった。
「小さな巨人」モドリッチが同日、メッシとロナウドの「10年天下」を破った。2008年から昨年まで、バロンドールはリオネル・メッシ(31=バルセロナ、2009~2012年、2015年)とクリスティアーノ・ロナウド(33=ユベントス、2008年、2013~2014年、2016~2017年)が5回ずつ受賞した。だが、今年だけはモドリッチがジャーナリスト投票で1位になった。ロナウドは2位で、メッシ(5位)は12年ぶりにトップ3に入らなかった。メッシの上にアントワーヌ・グリーズマン(3位)とキリアン・ムバッペ(4位、以上フランス)がいた。モドリッチは「子供の時、私は名門クラブに入って重要なトロフィーを掲げるのを夢見て来た」と言い、「私にとってバロンドールは、夢以上の存在だ。光栄だ」と感想を語った。
モドリッチは欧州サッカー連盟(8月)と国際サッカー連盟(FIFA、9月)にも年間最優秀選手賞を席巻した。モドリッチは、「メッシとロナウドは物凄い選手だ。(彼らを制して)バロンドールを受賞することは、それだけ今年はピッチで、本当に特別な仕事をしたことを意味する」とし、「一言で表現できないくらい胸いっぱいになる瞬間だ」と感激した。
金在亨 monami@donga.com