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金銅冠・青銅鈴・鉄製の鎧など伽倻遺物3件が宝物指定

金銅冠・青銅鈴・鉄製の鎧など伽倻遺物3件が宝物指定

Posted December. 20, 2018 08:24,   

Updated December. 20, 2018 08:24

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伽倻文化圏の遺跡地から見つけた4〜5世紀の遺物3件の宝物になる。文化財庁は、「高靈池山洞(コリョン・ジサンドン)32号墳から出土した金銅冠」(写真)、「釜山福泉洞(プサン・ボクチョンドン)22号墳から出土した靑銅七頭領」、「釜山福泉洞38号墳から出土された鉄の鎧一括」を国家指定文化財の宝物に指定予告と、19日明らかにした。

国立中央博物館が所蔵している高靈池山洞32号墳から出土した金銅冠は、1978年に慶尚北道(キョンサンブクド)高靈池山洞の古墳から出た5世紀大伽耶の遺物だ。三国時代の一般的な金銅冠の形態である出字の形式から脱して、平たい板の上にX字型の模様を点線で交差させて刻んだ点が特徴だ。

釜山福泉洞22号墳から出土した靑銅七頭領は、7つの枝の付いた青銅鈴で、4〜5世紀に伽倻の最高首長級の人物が使った道具だ。青銅製鈴は、八頭領、双頭領など、古朝鮮の遺物が発見されたことはあるが、三国時代の文化財としてはこの靑銅七頭領が唯一だ。

釜山福泉洞38号墳から出土された鉄の鎧一括は、4世紀の遺物で、縱長板胄・兜)、頸甲(首隠し)、 縱長板甲(鎧)などで構成されたセットだ。古代の鎧の中で出土地が確実で、一式をそろえた唯一の史料として知られている。


柳原模 onemore@donga.com