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孫興民が今季初の複数得点でチームの大勝をけん引

孫興民が今季初の複数得点でチームの大勝をけん引

Posted December. 25, 2018 08:00,   

Updated December. 25, 2018 08:00

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12月に「ゴール嵐」を巻き起こしている孫興民(ソン・フンミン=26、トッテナム・ホットスパー)がイングランド・プレミアリーグで3季連続の二桁得点を目前にした。

24日、イングランド・リバプールで行われたエバートンとのプレミアリグ戦で2ゴール(1アシスト)を決めた孫興民は、今季の通算得点を8に伸ばした。シーズン序盤、アジア大会参加など過酷なスケジュールによる体力低下で不調だったが、12月だけで5得点(7試合)を挙げる怪力を発揮した。すでに昨年12月の得点記録と並んだ。

2016~2017シーズンに21得点、2017~2018シーズンに18得点を挙げた孫興民は、今季に2得点を追加すればイングランド・プレミアリーグで3シーズン連続で10得点を達成することになる。孫興民が今の好調さを維持すれば、アジアカップに参加する前に二桁得点も達成できそうだ。孫興民は来年1月14日のマンチェスター・ユナイテッド戦まで、クラブで6試合(リーグカップを含む)をこなしてから代表チームに合流する。

エバートン戦で孫興民は、自ら様々なポジションで攻撃を仕掛けることが可能であることを見せつけた。サイドアタッカーをメインポジションとしている孫興民は、この日ケインと最前線の2トップとして出場し、大活躍した。前半27分には積極的な動きでゴールを生み出した。ゴールを空けて飛び出したエバートンのGKとDFが浮き球の処理に失敗するところを、素早く駆け込んでいた孫興民がボールを奪っては右足で蹴り込んで1-1の同点とした。トッテナムが4-2で勝ち越した後半16分には相手DFたちの間を絶妙に向けだしては、エリク・ラメラのパスを受けて右足シュートで2点目を決めた。孫興民は、「最初のゴールはシュート角度が難しかったので、正確に目標(枠内)にボールを送ろうと努めたのがゴールにつながった」と話した。孫興民は、連携プレーでも合格点を受けた。後半29分、鋭いクロスでケインの得点をお膳立てした。ケインは、「孫興民に『俺がゴールを決めれるように助けてくれ』と愚痴を言った。結局後半戦に俺を助けてくれた」と笑顔で語った。

孫興民は、この試合のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選ばれた。英国のメディアとサッカー統計サイトなどは、孫興民に最高の採点をつけた。「フースコアードドットコム」は、孫興民に9.9点を、英国のスカイスポーツは9点を与えた。マウリシオ・ポチェッティーノ監督は、「孫興民の決定力は信じられないほどだ」と絶賛した。孫興民は、アジアカップに参加するためクラブを離脱するまでチームの順位を最大限に上げたいと話した。トッテナムは、この日の勝利でリーグ3位を保った。孫興民は、「これからは毎試合集中しなければならない。1シーズンは長いので(優勝のために)最後までベストを尽くさなければならない」と話した。


鄭允喆 trigger@donga.com