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何も変わらなかった

Posted January. 21, 2019 08:58,   

Updated January. 21, 2019 08:58

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「変化はうわべだけだ。若者は親世代とは違うように装う。しかし大人になって、年を取れば同じことを繰り返す」―『わたしの絵本、私の人生―ジョン・バーニンガム』から。

4日、英国の絵本作家、ジョン・バーニンガムが82歳でこの世を去った。核心をつく比喩を含む彼の絵の言語に、もう会うことはできない。

バーニンガムは1960年代初め、米国のモーリス・センダックと共に絵本の時代を開いた。彼の本は、現代人の日常問題の核心を告発し、揶揄した。2006年に出版された『わたしの絵本、私の人生―ジョン・バーニンガム』には、彼の生涯が含まれている。様々な画報と記録から自由で進歩的であり、抑圧に抵抗しながらも愉快な主人公がどのように誕生するのかを知ることができる。

彼の父親は、第1次世界大戦の功労で勲章まで受けたが、戦争については沈黙し、第2次世界大戦では良心的兵役拒否者となった。家族は仕事を探す父親について村を歩き回って生活した。バーニンガムはそのおかげで学校を9校も変わり、様々な興味深い経験をした。

彼は父親に戦争についての話を聞きたかったが、なんの質問もできなかった。「親に尋ねる日」が祝日でなければならないと考えた理由だ。彼が出した絵本の一部は、親世代を不愉快にした。もしかすると、自分の親に聞きたかった質問が彼の絵本に含まれているのかも知れない。

私たちにも、親も世の中も答えてくれなかった多くの質問が疑問として残っている。子どもの質問に答えることができないのは当然だ。彼らとは違うと、世の中を変えることができると信じた若い時期は、虚飾だったのかも知れない。答えを探している間に若者はいつのまにか親になってしまった。すべてが変わると思ったが、大きく変わったことはない。今日は図書館に行って彼の絵本を読もう。そこから再び始めなければならないようだ。


申武炅 fighter@donga.com