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「トランプ氏は終戦を用意、金正恩氏は濃縮施設の廃棄を約束」 ビーガン氏が明かす

「トランプ氏は終戦を用意、金正恩氏は濃縮施設の廃棄を約束」 ビーガン氏が明かす

Posted February. 02, 2019 09:34,   

Updated February. 02, 2019 09:34

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米国務省のビーガン北朝鮮政策特別代表が「終戦宣言」のカードを出し、北朝鮮に大量破壊兵器(WMD)およびミサイルに対する包括的な申告を求めた。北朝鮮が電撃的に非核化措置に出れば、米国は2回目の米朝首脳会談で終戦宣言を提示し、平和体制構築を議論する「ビッグディール」を示唆したとみえる。

米国側の米朝交渉実務代表であるビーガン氏は先月31日(現地時間)、カリフォルニア州スタンフォード大学のアジア太平洋研究所(APARC)主催の講演で、「トランプ米大統領はこの戦争を終わらせる用意がある」とし、「米国は北朝鮮を侵略したり政権転覆を試みたりすることはない」と述べた。

また、「ポンペオ米国務長官の昨年10月の4回目の訪朝当時、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長がプルトニウム、ウラン濃縮施設の廃棄を約束した」とし、「さらに重要なことは、北朝鮮が追加措置を約束したということだ」と強調した。また「(最終的な非核化に向けた)包括的な申告を通じて、北朝鮮のWMDとミサイル計画を完全に把握しなければならない」と方法を提示した。

ビーガン氏は交渉が失敗した時に備えて、「米国が代替計画を持っている」と明らかにし、北朝鮮の非核化履行を迫りながらも、「北朝鮮が濃縮施設などの解体の見返りにどのような相応の措置を望むのかも議論していく」と話した。

一方、国務省は、ビーガン氏が3日に訪韓し、李度勲(イ・ドフン)外交部韓半島平和交渉本部長と会談を行い、北朝鮮側との実務接触を行うと明らかにした。ワシントンの消息筋は、「米朝実務協議は板門店(パンムンジョム)か、終盤に平壌(ピョンヤン)に行く可能性もある」と伝えた。これに先立ちトランプ氏は、2回目の米朝首脳会談が開かれる日時を来週発表すると明らかにした。


パロアルト=キム・ジョンアン特派員 jkim@donga.com