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ビーガン特別代表のブレーングループ、「北朝鮮の完全な非核化の前に中間段階が必要」と提言

ビーガン特別代表のブレーングループ、「北朝鮮の完全な非核化の前に中間段階が必要」と提言

Posted February. 15, 2019 09:32,   

Updated February. 15, 2019 09:32

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米国務省のビーガン北朝鮮政策特別代表に助言する別名「カーネギーチーム」が2回目の米朝首脳会談に備えて「包括的で検証可能な封印(CVC=Comprehensive Verifiable Capping)」戦略を提案したことが確認された。

このチームを率いるカーネギー国際平和財団核政策プログラム共同責任者のトビー・ダルトン氏は13日(現地時間)、東亜(トンア)新聞との電話インタビューで、「トランプ米大統領の任期が終わる2020年までにCVC戦略を実施することが現実的だ」とし、このように明らかにした。そして、「『最終的かつ完全に検証された非核化(FFVD)」または「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」アプローチは、最終目標に一気に到達することができないため、中間地帯が必要だ」とし、「まさにその地点がCVCだ」と説明した。

ビーガン氏が2回目の米朝首脳会談の実務接触でこの提案をどれだけ活用するかによって、首脳会談の結果にCVC戦略が反映されるかどうかも決まる。

ダルトン氏は、「核活動の一時中止を意味する凍結(Freezing)ではなく『封印(Capping)』とは、質的、量的な面で北朝鮮の核兵器の生産を止めるという意味」とし、「特に封印には検証まで含まれる」と明らかにした。

カーネギーチームによると、CVCは、△すべての核物質およびミサイル生産の中止、△核弾頭および関連部品の追加製造および保存の中止、△追加の核施設の稼動中止を意味する。「覆う」、「限度を設ける」という意味の封印で、北朝鮮の追加の核活動をまず中止し、これを基に段階的な完全な非核化を実現するという構想だ。

しかしCVCは、北朝鮮がすでに保有している核を対象に含めなかったという点で、北朝鮮を事実上の「核保有国と認めるのではないかという論議を呼ぶ可能性もなくはない。ダルトン氏はこのような憂慮に留意しながらも、「CVCの過程で、北朝鮮の弾頭ミサイルが含まれた軍事演習および移動の禁止、監視を通じた管理が可能だ」と強調した。

ダルトン氏は2002~10年、米エネルギー省に所属し、何度も北朝鮮を訪問した核不拡散の専門家だ。米紙ワシントンポストは同日、コラムで、「ビーガン氏が米朝首脳会談の準備で、スタンフォード大学とカーネギー国際平和財団の専門家たち(カーネギーチーム)からアイディアを得てきた」と報じた。


ワシントン=キム・ジョンアン特派員 jkim@donga.com