Go to contents

被疑者に捜査段階から無料国選弁護

Posted March. 01, 2019 09:41,   

Updated March. 01, 2019 09:41

한국어

早ければ来年から、強盗や強姦など3年以上の懲役刑の重犯罪で捜査機関に逮捕された被疑者が無料で国選弁護人の助力を受けることができるようになる。法務部は28日、このような内容の「刑事公共弁護人制」の導入に向けた法律救助法と刑事訴訟法改正案を3月中旬頃に立法予告する計画だと明らかにした。

刑事公共弁護人制は、拷問などの人権侵害行為や自白強要などの不法捜査を阻止するために国家が捜査段階から弁護サービスを提供する制度だ。

これに先立ち裁判所は、2004年から「被告人国選弁護人制」を通じて、逮捕令状の実質審査など裁判段階から国選弁護人を支援してきた。政府の法律案が国会の本会議を通過すれば、検察が裁判に送る前に、被疑者身分でも国選弁護人の支援を受けることができるようになる。

法務部は、裁判所に所属する国選弁護人らと人材プールを構成し、被疑者が捜査から裁判まで1人の国選弁護人の助力を受けられるよう裁判所との「仕切り」をなくす計画だ。

法務部は、この制度が導入されれば、年間約8千人の被疑者が弁護士の助力を受けることができると期待している。法務部関係者は、「対象者が増えれば増えるほど多くの予算が必要となるため、段階的に経済力のない貧困層から対象を拡大していく予定だ」と明らかにした。

この制度は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の大統領選公約の一つ。当初「18年に立法を完了し、19年に段階的に導入」する計画だったが、省庁協議などで1年ほど遅れた。


ファン・ヒョンジュン記者 イ・ホジェ記者 constant25@donga.com · hoho@donga.com