1日(現地時間)、米ニューヨーク・マンハッタン国連本部前のダグハマーショルド広場。3・1運動100周年を迎えて、韓服を着て太極旗を手にした韓国人同胞400人余りが集まった。
「吾等は玆に我朝鮮の独立国であることと朝鮮人の自主民であることを宣言する(私たちは今日、朝鮮が独立一国であり、朝鮮人がこの国の主人であることを宣言する)」
正午を知らせる鐘が鳴って、太鼓公演とアリラン、3.1節歌の合唱、己未独立宣言の朗読が続くと、雰囲気は盛り上がった。手にしたボールペンでは文字を書くことすら困難なほど冷たい氷点下の天気だったが、参加者の熱気は熱かった。
「大韓独立万歳!」
柳寛順(ユ・グァンスン)烈士の弟であるインソクさんの孫娘のユ・へギョンさん(54・ニューヨーク・クイーンズ)が万歳を真っ先に叫ぶと、広場は100年前の天安(チョンアン)アウネ市場に戻ったように「万歳、万歳、万歳」の音でいっぱいだった。ユ氏は「ニューヨークでおばあちゃんを称える万歳運動に参加することになって感激している」と語った。
ニューヨーク韓国人会(会長=キム・ミンソン)が主催したこの日の「3・1万歳運動」の再現行事には、朴曉星(パク・ヒョソン)ニューヨーク総領事など韓国政府の関係者と米陸軍士官学校(ウェストポイント)に在学中の韓国人2世の生徒たち、柳寛順烈士の梨花(イファ)女子高の後輩たちが参加した。太極旗と韓服などを支援した韓国女性経済人協会・世宗・忠南(セジョン・チュンナム)支会と天安市の関係者までが直接参加して、力添えした。パク・ユンスクさん(72・ニューヨーククイーンズ)は「移民にきてから46年ぶりにニューヨークのど真ん中で『大韓独立万歳』を叫ぶなんて涙が出る」とし、「16歳で国のために太極旗を振った柳寛順烈士の愛国精神が感じられた」と語った。
3・1精神を称える米国内の動きも活発化している。ニューヨーク州は1月、米自治体の中では初めて3・1運動と柳寛順烈士を称える決議案を採択し、今年3月1日を「3・1運動の日」に指定した。ワシントン連邦議会でも、グレース・メン議員(民主・ニューヨーク)とロブ・ウッダール連邦下院議員(共和・ジョージア州)が先月28日、それぞれ韓国の3・1運動100周年を記念する決議案を発議した。決議案は、「民族自決、人権、非暴力の3・1運動の原則は、インドのマハトマ・ガンジーの非暴力抵抗運動など1919年に世界中に影響を及ぼした」と評した。
ニューヨーク韓国文化院(院長=チョ・ユンジュン)は来月26日まで、韓国独立記念館と共同で3・1独立運動と大韓民国臨時政府樹立100周年を記念する特別展を開く。3・1運動当時、太極旗を大量に刷りだすために製作された「太極旗の木刻板」など、3・1万歳運動、独立運動、臨時政府関連資料が展示される。
朴湧 parky@donga.com