米国のアマゾン創業者で最高経営責任者であるジェフ・ベゾス氏(55・写真)が5日(現地時間)、経済誌フォーブスが発表した富豪ランキングで、昨年に続いて今年もトップについた。フォーブスの億万長者(billionaires・資産が10億ドル以上)のリストに名を連ねた2153人の金持ちのうち韓国人は、三星(サムスン)電子の李健煕(イ・ゴンヒ)会長(77)を含む、計40人と集計された。
ベゾスの財産は1310億ドル(約147兆8000億ウォン)で、昨年より190億ドル(約21兆4000億ウォン)増加したことが分かった。フォーブスは、「アマゾンの株は、昨年8月に1株=2012ドルでピークに達した後下落したが、一年前と比べてもまだ価値がある」としながらも、「今の最大問題は、彼が離婚後も巨大な財産を維持できるかどうかだ」と指摘した。ベゾスは1月、25年間結婚生活を営んできたマッケンジーとの離婚を発表した。以後、米メディアは、ベゾスの不倫を報じた。前妻と財産分割をするかどうかは明らかにされなかったが、「世界最高の女性富豪になるだろう」という見通しも出ている。
2001年から2017年まで計12度も首位となったマイクロソフトの創業者ビル・ゲイツは、資産が965億ドル(約108兆9000億ウォン)で2位についた。ウォーレン・バフェット・バークシャーハサウェイ会長(825億ドル)、ベルナール・アルノー・モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトングループ会長(760億ドル)、メキシコの通信財閥カルロス・スリム・テルメックステレコム会長(640億ドル)の順だった。
韓国人は、李健煕会長が昨年より7ランク上昇した61位(186億ドル)で、最も高いランキングとなった。徐廷珍(ソ・ジョンジン)セルトリオングループ会長(119億ドル)が181位、李在鎔(イ・ジェヨン)三星電子副会長(74億ドル)が215位だった。女性の中では李富眞(イ・ブジン)ホテル新羅(シルラ)社長が1281位(18億ドル)で最も高い順位となった。
世界的な株安と貿易紛争の影響で、今年の億万長者は昨年より55人減少した。財産合計も計87兆ドルで、昨年より4000億ドル減少した。フォーブスは「億万長者の数と資産総額が共に減ったのは、この10年で2度目だ」と伝えた。一方、「不動産財閥」ドナルド・トランプ米大統領(31億ドル)は、前年比51ランク上がって715位となった。
丘佳仁 comedy9@donga.com