1994年にメジャーリーグに進出し、2010年にピッチバーグ・パイレーツで最後の試合に登板するまで、朴賛浩(パク・チャンホ)氏(46)が出場したメジャーリーグ戦は473試合だ。韓国人選手として辛酸をなめつくしてメジャーリーグを開拓した朴賛浩でさえ達成できなかった記録がある。今その記録に「コリアンモンスター」柳賢振(リュ・ヒョンジン=32、写真)が、メジャーリーグ100試合目で朴賛浩と同じユニフォームを着てに挑もうとしている。
ロサンゼルス・ドジャースは5日、敵地で9日に行われるセントルイス・カージナルス戦に柳賢振が登板すると発表した。通算100試合目の登板で、シーズン開幕3試合目だ。この試合で柳賢振は、朴賛浩も経験したことのない、韓国人投手では初となる開幕3連勝を目指す。
可能性は決して低くない。先に登板した2試合で完璧に近い投球を見せたからだ。2試合で計13回に47打者を相手する間、13三振を奪いながら四球や死球は一つもなかった。とくに昨季から今まで本拠地での試合では47回を投げながら、四球を一つも与えない「鉄壁投球」を披露した。
9日はアウェーではあるが、絶好調である柳賢振への連勝への期待が高まっている。3日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦では6回に相手投手バムガーナーに本塁打を許したが、球威が落ちたわけではない。体力の消耗が少ないチェンジアップを中心に投げながら相手打線を攻略して、1度の失投が本塁打につながったのだ。柳賢振は、その後ファーストボールの割合を大きく増やし、7回は失点を許さなかった。
柳賢振の最多連勝記録は、2013年7月23日から同8月14日までに打ち立てた5連勝だ。昨年から続いている連勝は5に伸ばしている。セントルイス戦で勝利投手になれば、自身の最多連勝記録も塗り替えることになる。色々な意味で柳賢振の肩に注目が集まる試合となりそうだ。
テキサス・レンジャーズの秋信守(チュ・シンス)は5日、適地でのロサンゼルス・エンゼルス戦で通算1500安打を記録した。2005年にデビューして以来15シーズンぶりの記録だ。現役のメジャーリーグ選手では28人目で、アジア選手では18シーズンの間、3089安打を記録した鈴木一朗(イチロー=45)に次ぐ2番目の記録だ。秋信守はこの試合で3打数2安打3打点と活躍し、チームは11-4で勝利した。
李沅柱 takeoff@donga.com