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グーグルのソウルデータセンター、来年始めに賃貸形式で稼働

グーグルのソウルデータセンター、来年始めに賃貸形式で稼働

Posted April. 11, 2019 08:47,   

Updated April. 11, 2019 08:47

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グーグルが、来年始めのクラウドサービスのためのデータセンター(IDC)の韓国国内での設置計画を10日発表した。これまで韓国内で莫大な売上を上げながら、固定事業所(サーバー)がないという理由で、法人税の負担を避けてきたグーグルに課税できる根拠ができるのか注目を集めている。

グーグルは同日、米サンフランシスコで開催された「グーグルクラウドネクスト」のイベントで、「2020年初め、ソウルリージョン(複数のデータセンター)を利用できるだろう」と明らかにした。グーグルは現在まで、アジアでは、インドとシンガポール、台湾、香港、日本、豪州にのみリージョンを置いている。クラウドストレージをはじめとするグーグルクラウドプラットフォームのすべての主要サービスを、ソウルリージョンを通じて提供するというのがグーグル側の説明だ。

グーグルはIDCを直接建設せず、LGテレコムなどの韓国国内メーカーが所有しているIDCを借りる方式で設置する計画であることが分かった。ブラッド・カルダー・グーグル副社長は、「韓国は、情報通信技術のリーダーであり、ゲーム産業が世界的に有名な国だ」とし、「(リージョンを設置すれば)韓国で事業を手がけたり、ここでグローバル進出を希望する企業にすべて役立つことになるだろう」と述べた。リージョンが設置されれば、国内に固定事業所ができるため、法人税など様々な税金賦課の根拠となる。しかし、一部では、今年から徐々に解除している韓国内公共部門のクラウド事業の受注を狙ったグーグルの事業戦略だという分析も出ている。


金在亨 monami@donga.com