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北朝鮮、軍事パレードを準備か…「武力示威」の規模に注目

北朝鮮、軍事パレードを準備か…「武力示威」の規模に注目

Posted April. 12, 2019 08:28,   

Updated April. 12, 2019 08:28

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韓米首脳会談前日の10日(現地時間)、北朝鮮が軍事パレードを準備する様子が捉えられた衛星写真が公開された。北朝鮮が軍事パレードで弾道ミサイルや新型兵器を公開すれば、ハノイでの2回目の米朝首脳会談後、遅々として進まない非核化交渉にも悪影響を及ぼすと懸念されている。

米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)の北朝鮮専門サイト「ビヨンド・パラレル(境界線を越えて)」は、北朝鮮の軍事パレードの訓練場として使われている平壌(ピョンヤン)東方の美林(ミリム)飛行場付近を7日に撮影した商業用衛星写真の分析報告書を公開した。報告書は、「北朝鮮が太陽節(金日成誕生日・4月15日)か朝鮮人民革命軍創建日(4月25日)の記念軍事パレードを準備する様子が捉えられた」と明らかにした。

衛星写真には、美林飛行場付近に軍用車両217台が2組に分かれて集結した様子が写っていた。報告書は、「確定的ではないがこれは過去に美林飛行場付近で観測された軍事パレードの準備初期段階を暗示する」と分析した。報告書によると、軍事パレードの3~6週間前までは訓練場で特別な動きは感知されない。しかし、軍事パレードの準備段階に入れば、兵士を乗せたバスや軍用車両が訓練場に入る様子が捉えられるということだ。

北朝鮮が軍事パレードで以前のように大陸間弾道ミサイル(ICBM)などミサイル戦力を公開して武力示威をする可能性も排除できない。報告書は、「ハノイでの米朝首脳会談後、両国の非核化交渉に進展がない状況だ」とし、「軍事パレードで新型兵器システムや弾道ミサイルが登場する場合、(非核化に対する)北朝鮮の非妥協的で強硬な態度を示す信号になる」と指摘した。


ウィ・ウンジ記者 wizi@donga.com