グループ防弾少年団が、米国と英国のアルバムチャートを一緒に総なめする珍記録を立てた。
米ビルボードと英オフィシャルチャートは15日(現地時間)、公式ホームページを通じて防弾少年団が12日リリースした「MAP OF THE SEOULL:PERSONA(ペルソナ)」のアルバムが、今月中に「ビルボード200」と「オフィシャルアルバム」チャートのトップにつくだろうと明らかにした。
韓国歌手の英国アルバムチャートにおけるトップは初めてだ。英オフィシャルチャートは、「防弾少年団の新作は現在、1万枚を超える売り上げを記録しており、韓国初の1位のアルバムになるだろう」と発表した。
防弾少年団は、米国内のアルバム販売枚数を集計する「ビルボード200」のトップには三つのアルバムを立て続けにつかせた。昨年5月と8月にそれぞれ「LOVE YOURSELF轉『Tear』」と「LOVE YOURSELF結『Answer』」アルバムで、「ビルボード200」の1位となった。ビルボードは、「ペルソナ」が18日まで20万枚以上の販売を記録しており、今月27日付けのビルボードチャートでトップにつくだろうと分析した。今回の1位は、早くから予見されていた。先月予約販売を開始してから、Amazon.comの「CD&ビニール」部門でのベストセラー1位を一ヶ月間維持し、国内外のCD予約注文だけでも計300万枚を超えている。
アイドルグループが、一つのアルバムで大西洋を挟んだ米・英の音楽チャートのトップについたのは、世界的にも5年ぶりに起きた出来事だ。英国グループ・ワン・ダイレクションは、2014年にアルバム「Four」(2014年)で両国で1位になったが、翌年のアルバム「Made in the A.M.」では、英国だけで1位を記録した。
防弾少年団は、アルバムだけでなく、曲単位のストリーミングにおいても韓国歌手としては最高記録を立てた。世界最大手のデジタル音楽サービス企業「スポーティパイ」の「グローバルトップ50」チャートで新しいアルバムのタイトル曲「小さなもののための詩(Boy With Luv)feat。 Halsey」が二日間3位を守っている。
来月1日、米ラスベガスで開催されるビルボード・ミュージック・アワードのステージでは、米国の人気歌手ホールジーが防弾少年団と一緒に「小さなもののための詩」の舞台を飾る予定だ。防弾少年団は、今回の授賞式でマルーン5、イマジンドラゴンズなどと一緒に「トップデュオ・グループ」の候補に上がっている。ファン投票で決まる「トップソーシャルアーティスト」部門の候補群は、K-POPが大勢となっている。候補に上がった5チームのうち、防弾少年団とEXO、GOD7まで3チームが韓国グループだ。
防弾少年団は来月4、5日、ロサンゼルスのローズボウルスタジアムでの公演を皮切りに、北米と欧州地域でワールドツアーを続ける。
イム・ヒユン記者 imi@donga.com