日本外交青書、「日韓未来志向」文言削除

日本外務省が２３日、独島（ドクト、日本名・竹島）が日本固有の領土という主張を繰り返した平成３１年版「外交青書」を閣議に報告し、確定した。今年の外交青書は、韓日関係の部分で元徴用工に対する韓国大法院（最高裁）の判決、韓国政府の和解・癒やし財団解散発表、火器管制レーダー照射事件などに言及し、「韓国側による否定的な動きが相次ぎ、非常に厳しい状況に直面した」と記述し、責任を韓国に転嫁した。

また、昨年の外交青書にあった「日韓間には困難な問題も存在するが、これを適切に管理しながら未来志向の新時代へと発展させていくことが重要である」という文言が削除された。

韓国外交部は、在韓日本大使館の水嶋光一総括公使を外交部に呼び、強く抗議した。金容吉（キム・ヨンギル）外交部東北アジア局長も東京で開かれた韓日局長級協議で遺憾を表明した。外交部の金仁チョル（キム・インチョル）報道官は論評で、「日本政府が明確に韓国の固有の領土である独島に対して不当な領有権の主張を繰り返したことに対し、強く抗議する」とし、即時撤回を求めた。
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