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尋常ではないウォン安、金融不安のトルコに次ぐ2位

尋常ではないウォン安、金融不安のトルコに次ぐ2位

Posted May. 02, 2019 08:51,   

Updated May. 02, 2019 08:51

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4月の1ヶ月間、韓国ウォンの価値が主要20カ国(G20)のうち、金融危機説が出回っているトルコに次いで最も大きく下がったことが分かった。米ドル高で各国通貨が相対的に通貨安を見せているが、その中でも取り分け、ウォン安が大幅に進んだのは、韓国経済の低迷に対する懸念のためだという解釈が出てくる。

1日、ブルームバーグ通信によると、先月、ドル対ウォン相場は2.9%のウォン安ドル高が進んだ。G20国のうち、情勢が不安定である上、外貨準備高が激減していて金融危機の可能性が取りざたされているトルコ(マイナス6.78%)を除けば、事実上韓国のウォン安が最も大きく進んだ。3月末1ドル=1135.1ウォンだった対ドルウォン相場は、先月末は1ドル=1168.2ウォンまでウォン安ドル高が進んだ。

トルコと共に金融市場が不安なアルゼンチン(マイナス2.15%)などが韓国と似たような下げ幅を見せただけで、日本、中国、ブラジルなどの通貨はほとんど変わらなかった。モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)新興国指数に編入された24カ国の中でも、ウォンがトルコを除いて最も通貨安が進んだ。

国際金融市場は、共通してドル高の影響を受けている。しかし、対ドルウォン相場がより敏感に反応しているのは、韓国国内外の投資家が韓国経済の減速振りが尋常ではないと受け止めているからだという分析が出ている。キム・ヨンジュン国際金融センター外国為替チーム長は、「景気低迷への圧力で韓国ウォンが大きく揺れている」と話した。

輸出不振も続いている。産業通商資源部は、先月の輸出は488億6000万ドルで、1年前に比べて2%減少したと、1日明らかにした。輸出伸び率は、昨年12月から5カ月連続のマイナスとなっている。


李建赫 gun@donga.com · 金埈馹 jikim@donga.com