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ロハに・イラン大統領、核開発の一部再開方針を発表へ

ロハに・イラン大統領、核開発の一部再開方針を発表へ

Posted May. 09, 2019 08:55,   

Updated May. 09, 2019 08:55

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イランのロハニ大統領が8日(現地時間)、国民への演説を通じて、ウラン濃縮など一部の核開発の活動再開を発表すると、イラン国営IRNA通信が7日に報じた。トランプ米大統領が昨年5月8日、オバマ政権が主導した核合意(JCPOA・包括的共同行動計画)から一方的に離脱を宣言して1年が経った。イランの核開発の再開は膠着状態に陥った北朝鮮の非核化交渉にも影響を及ぼすものと予想される。

同通信によると、イラン外交部は7日、英国、フランス、中国、ロシア、ドイツなど2015年の核合意締結5ヵ国の大使に書簡を送り、核合意の履行を一部停止することを通知した。具体的な内容は含まれていなかったが、遠心分離機の生産、限度以上のウラン濃縮などを再開することになると、現地メディアは推測した。ロハニ師は、フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表にも書簡を送り、「米国が一方的に核合意から離脱し、イランへの制裁を行ったこの1年間、イランは核合意を守ろうと努力した。他の当事国が合意を順守せず、イランもこれを一部停止するほかない」と強調したという。

米国は、イランへの圧力を強めた。ポンペオ米国務長官は7日、予定されたドイツ訪問を取り消してイラクを訪問し、イラン問題を議論した。イランを狙った空母打撃群や爆撃機部隊も中東に配備された。フランスも、「イランが核合意に違反すれば、欧州は制裁を再開せざるを得ない」と警告したと、ロイターが伝えた。


カイロ=ソ・ドンイル特派員 ワシントン=イ・ジョンウン特派員 dong@donga.com · lightee@donga.com