「韓国の若者はデートに消極的、お金がかかり過ぎて危険」 ＣＮＮ報道

「多くの韓国の若者にとって、デートはとても高く、とても危険である」

米ＣＮＮは１２日（現地時間）、オンライン国際版の見出しとしてこのようなタイトルの記事を掲載して、韓国青年たちの恋愛忌避傾向を伝えた。就職難に加え、盗撮などの性暴力が社会問題として台頭したことで、若者たちが恋愛に消極的だという

ＣＮＮは韓国保健社会研究院が最近発表した「２０１８年の全国出産力と家族保健・福祉の実態調査」を引用して、「昨年２０歳〜４４歳の未婚男女を対象にした調査で、未婚男性の約２６％、未婚女性の約３２ ％だけが異性交際をしていると答えた」と伝えた。今年３月の１５〜２９歳の青年失業率が１０.８％に達するなど、就職難も青年恋愛を妨げる要素だとＣＮＮは指摘した。ＣＮＮはまた「多くの韓国の若者たちは、『就活と同時にデートをするには時間、お金、感情的余裕がない』と話した」と伝えた。高いデート費用も負担となっている。ＣＮＮは、「結婚情報会社デュオの最近の調査によると、１回の平均デート費用は６万３４９５ウォンだ」とし、「これは最低時給（８３５０ウォン）を受ける人が７.６時間働いて稼ぐお金だ」と指摘した。

デート暴力、盗撮などの性暴行問題が社会問題として浮上したことも、青年たちが恋愛を避ける理由に挙げられる。ＣＮＮは、「デート暴力の通報件数は、２０１６年の９０００件から昨年は約１万９０００件にまで増加した。昨年、デジタル性犯罪被害者支援センターの被害件数の６５％は、知人や恋人の盗撮と関連したものだ」と伝えた。さらに、「この数ヶ月、Ｋ-ＰＯＰスターがかかわった性スキャンダルは、韓国社会でこれらの犯罪がどれほど広がっているかを示している」と指摘した。


ウィ・ウンジ記者 wizi@donga.com