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柳賢振がワシントン戦で今季5勝目、8回まではノーヒットノーラン

柳賢振がワシントン戦で今季5勝目、8回まではノーヒットノーラン

Posted May. 14, 2019 08:52,   

Updated May. 14, 2019 09:25

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母が投げて父が受けた。

柳賢振(リュ・ヒョンジン=32)が米国の「母の日」(Mother's day=5月の第2週の日曜日)に好投し、両親に最高のプレゼントを贈った。韓国の「親の日」にメジャーリーグ通算2度目の完封勝利を挙げた柳賢振は、米国の母の日だった13日(韓国時間)、8回1死までノーヒットノーランを続け、完封に負けない活躍を見せた。この日、スタジアムを訪両親(パク・スンスンさんとリュ・ジェチョンさん)を喜ばせた。

ドジャーススタジアムには母の日を迎えて特別なイベントが催された。パクさんをはじめドジャースの看板打者コーディ・ベリンジャー、外野手アレックス・ベルドゥーゴ、捕手オースティン・バーンズの母たちがマウンドに立ち、息子たちの前で始球式を務めた。母親4人が同時に始球式を行ったボールは、それぞれの息子たちが受けた。ただ、柳賢振の母だけは例外だった。柳賢振の父ジェチョンさんは同日、先発登板した息子に代わってパクさんが投げたボールを受けた。柳賢振がこの日先発登板するため、投球リズムや登板後のルーティンなどに影響を与えないように配慮した措置だ。

始球式を務めた母たちの応援に元気づけられたのだろうか。この日、息子たちは大活躍した。ベルドゥーゴは4回表にチームが0-2でリードする打点を記録し、先月に絶好調だったが最近いまいち冴えなかったベリンジャーは3打数3安打と勢いを取り戻した。べリンジャーは6回表の守備でワシントン・ナショナルズの先発投手スティーブン・ストラスバーグが柳賢振を相手に放ったライト前に落ちた打球を拾って、92マイル(時速148キロ)の剛速球で一塁に投げてアウトを取る珍光景を演じ、柳賢振の肩を軽くした。ただ、ベンチスタートだった捕手バーンズは、出番がなかった。

柳賢振の大活躍で、パクさんは後半までスポットライトを浴びた。8回表の1死後に柳賢振がヘラルド・パーラに初安打を許すと、惜しいと言わんばかりに手を叩く姿や、8回表に投球を終えた息子に向かって拍手を送る姿など、柳賢振の好投と絡んでテレビに何度も映った。現地のテレビ中継の解説者も「柳賢振のお母さん」だと何度も紹介した。

試合を終えた柳賢振は、「母さんにとって一番記念になる日に一番良い投球ができたようで嬉しい。次は父の誕生日にも良く投げないといけなくなった」と笑顔で勝った。


金培中 wanted@donga.com