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30代に新たな全盛期を迎えた申智愛

Posted May. 17, 2019 09:26,   

Updated May. 17, 2019 09:26

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日本ツアーで活躍している申智愛(シン・ジエ=31)は最近、生け花の魅力に嵌っている。本格的に生け花を習ったわけではない。いつも笑顔で優れたパフォーマンスを披露している申智愛は、参戦する大会で毎回日本のファンから20~30の贈り物をもらっている。とくに花のお土産が多い。申智愛は14日、本紙の電話インタビューに応じ、「贈り物は送ってくれた人たちの心が込められている。もらった花を、自分流に飾ってみたくて始めた。お陰で家の中はいつも花でいっぱい」と笑った。

30代になった申智愛は、この頃、以前は感じることがなかった幸福感を満喫していると言う。「自ら恵まれている人間だなと思う。ゴルファーとして、自分のできることに最善を尽くしていれば、それがファンの皆さんに感動を与えることになる。毎日が大切だ」と話した。

●30代に迎えた新たな全盛期

米女子ツアー(LPGA)でプレーした2013年まで、申智愛にとって人生とはすなわちゴルフだった。家は寝て物を置く倉庫のようなものだった。

しかし2014年から日本を主戦場にしながら多くのことが変わった。東京に拠点を構えた申智愛は、「3日間競技が多い日本では、月曜日や火曜日には自分の時間が持てる。休みの日は掃除をして、洗濯もしながら普通に過ごしている。大会がない期間は温泉旅行にも行っている」と話した。今年7月にフランスで開催されるメジャー戦エビアン・マスターズを控えては、隣国スイスを旅行する計画だ。

だからと言って練習を怠っているわけではない。生まれつきの練習虫の申智愛は、「最近も良く夢を見るんだけど、その80%は競技をする夢だ。無意識のうちに競争しているのだ。以前は、そういうところがプレッシャーに思えたけど、今は競争の中で生きるのが楽しい」と語った。とくに良くなったのは集中力だと言う。「以前は結果を描きながらボールを打ったが、今はショットの一つひとつに集中している。経験が豊富になったとも、老練になったとも言えそうだ。うまくいかない時はもっともっと練習に励む」と話した。

生活とゴルフのバランスが取れると、今年から再び全盛期をおう歌している。先月15日にスタジオアリス女子オープンで逆転優勝で今季初勝利を飾り、29日に終わったフジサンケイ・レディスクラシックでは7打差をひっくり返す大逆転勝利を挙げた。15H現在、日本女子プロゴルフツアー(JLPGA)で最多勝利(2勝)ランキングポイント(163点)、賞金(4310万円)、平均ストローク(70.5579)、トップ10入りの回数(6回)など主要部門で1位に立っている。


李憲宰 uni@donga.com