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米「香港の『一国二制度』侵害」、中国「内政干渉」

米「香港の『一国二制度』侵害」、中国「内政干渉」

Posted June. 12, 2019 07:42,   

Updated June. 12, 2019 07:42

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香港政府の「「逃亡犯条例」改正案に反対して9日に香港で発生した大規模な反政府デモをめぐって、米国と中国が衝突した。米国は、「一国二制度が骨抜きになる」とデモを支持し、香港に対する統制を強化してきた中国政府を強く批判した。中国政府は、「米国は内政干渉を止めよ」と強く反発した。

米国務省のモーガン・オータガス報道官は10日(現地時間)、定例会見で、「香港政府の改正案は深刻に懸念される」とし、「今回のデモは、香港市民の改正案反対を明確に示す」と指摘した。そして、「香港の一国二制度が侵害されており、これは香港が長く確立してきた特殊な地位を危うくする」と中国を非難した。

中国外務省は11日、「香港返還後、一国二制度の政策は確実に履行された」とし、「米国は事実に合致しないことをまき散らす無責任な行動と内政干渉を止めよ」と反発した。

デモを主導した香港の野党と市民団体は、立法会(議会)が改正案の2次審議を進める12日、デモを通じて立法会を包囲すると予告した。これに対し、香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官が、「デモは香港の若者の未来を危うくするだろう」と警告し、警察とデモ参加者の衝突が憂慮される。

一方、中国の環球時報は11日、社説で、「米国が中国を押し倒そうとすれば、中国の反撃は必ず戦略的な選択になり、21世紀は悲劇の世紀になるだろう」と警告した。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 北京=ユン・ワンジュン特派員 lightee@donga.com