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33年から世宗市を除く全地域で人口が自然減少

33年から世宗市を除く全地域で人口が自然減少

Posted June. 28, 2019 08:15,   

Updated June. 28, 2019 08:15

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来年に出生児より死亡者数が多くなる都市に光州市(クァンジュシ)が追加され、計10の広域市道で自然人口の減少現象が現れる。2033年には、世宗市(セジョンシ)を除くすべての地域の人口が減る。

統計庁は27日、このような内容を盛り込んだ「市道別将来人口の特別推計」を発表した。これは3月末の総人口の自然減少時期が、最悪の場合、来年から始まるという全国試算に続き、地域別の人口推移を推定したものだ。

特別試算によると、韓国国内に流入する外国人移住者を考慮していない自然人口減少は、2013年から昨年まで全羅南道(チョルラナムド)、江原道(カンウォンド)、全羅北道(チョルラブクト)、釜山市(プサンシ)など9つの市・道ですでに始まっており、来年は光州の人口が0.03%減少して、地域の自然人口減少が拡散される。続いて蔚山市(ウルサンシ=2029年)、ソウル(2032年)、京畿道(キョンギド=2033年)の死亡者数が出生児数より多くなる。若い公務員の多い世宗は、2042年から人口が減る。

人口が減ることで、若年層の扶養負担は急激に高くなる。15〜64歳の生産年齢人口100人が扶養しなければならない65歳以上の高齢層と15歳未満の幼少年層の数(扶養費)は、2017年は36.7人だったが、2047年は90.9人へと高騰する。今は生産年齢人口の3人が残りの人口1人を扶養するが、30年後は1人が1人の割合で扶養しなければならないという意味だ。2017年は3757万人だった生産年齢人口が、30年後は2562万人に減少するからだ。2047年は全南・江原(チョンナム・カンウォン)などの5つの道で経済活動を支える生産年齢人口(15〜64歳)が、そうでない人口より少なくなる。

全人口を一列に並べたときの真ん中の年齢である「中位年齢」は、2017年の42歳から2047年は56.8歳へと14.8歳が上がる。全羅南道(63.1歳)、慶尚北道(キョンサンブクド=62.1歳)、江原道(61.9歳)は、30年後の中位年齢が60歳を超えるなど、産業団地の少ない地方を中心に高齢化が急速に進んでいることが分かった。

このような推計は、出生、死亡などのすべてのシナリオが中間レベルで進む時を想定した中位推計によるものだ。出生率が下落し続ける最悪の状況を想定した低位推計で計算すれば、自然人口減少、扶養費などはさらに悪化する。


金埈馹 jikim@donga.com