2週連続で新設大会でサプライズ優勝が演じられた。
8日、米国ミネソタ州ブレーンのTPCツイン・シティーズ(パー71、7164ヤード)で行われた米男子ツアー(PGA)の3Mオープン(賞金総額640万ドル)の最終ラウンド。
プロ転向1ヵ月目で、スポンサー推薦で出場したマシュー・ウルフ(20=米国、写真)は、最後の18番(パー5)でイーグルを奪い、ツアー初優勝を劇的な1打差勝利で飾った。通算スコアは21アンダー263。優勝賞金は115万2000ドル(約13億5000万ウォン)。
これで先週開かれた新設大会のロケット・モーゲージクラシックでネイト・ラシュリー(米)が補欠として出場し優勝を果たしたのに続き、今年創設された3Mオープンではスポンサー推薦で出場した選手が頂上に立つ番狂わせを演じた。
一方、1999年4月に生まれたウルフは、歴代PGAツアーで2番目に若い年齢(20歳3ヵ月)での優勝となった。最年少優勝(19歳11ヵ月)は2013年のジョンディア・クラシック覇者のジョーダン・スピース(米)。
オクラホマ州立大学出身で今年、米大学スポーツ協会(NCAA)のディビジョン1個人戦で優勝したウルフは、今大会が個人通算4度目のPGAツアー出場。以前の最高成績はフェニックスオープンでの50位タイだった。
ウルフは今大会の優勝で2021年まで、PGAツアーカードと2020年のプレーヤーズ選手権、マスターズ、全米プロゴルフ選手権への出場権を獲得した。
3日目にブライソン・デシャンボー、コリン・モリカワ(以上米国)と首位に並んだウルフの勝利は劇的だった。18番でデシャンボーがイーグルを奪い、モリカワがバーディーを決めて通算20アンダーとし、ウルフに1打差でリードした。新人のウルフは、18番で8メートルのイーグルパットを成功させては拳を握って雄叫びを上げた。
アン・ヨンシク専門記者 ysahn@donga.com