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現代自労組が賃団協決裂を宣言、週明けにストライキの手続き開始

現代自労組が賃団協決裂を宣言、週明けにストライキの手続き開始

Posted July. 20, 2019 09:19,   

Updated July. 20, 2019 09:19

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現代(ヒョンデ)自動車の労働組合が、今年の賃金と団体協約(賃団協)団体交渉の決裂を宣言し、ストライキの手続きを踏む。現代自労組が実際にストライキに踏み切れば、2012年以降8年連続のストライキとなる。

全国民主労働組合総連盟(民主労総)金属労組現代自支部は19日午前、蔚山北区(ウルサン・ブクク)にある蔚山工場の本館で開かれた第16回団体交渉で、会議開始から30分後に交渉決裂を宣言して交渉の場を去った。

労組は会社側に対して、賃団協の提示案を一括して提出してほしいと要請したが、使用者側がこれを拒否したからだ。現代自の労使は5月から交渉を続けてきたが、賃金体系の再編などを巡って意見の隔たりを狭めずにいる。労組は基本給5.8%の引き上げ(12万3526ウォン・号俸昇給分を除く)と当期純利益の30%ボーナス支給などを要求した。また、定年延長、賞与の通常賃金への反映なども主張している。使用者側代表の河彦泰(ハ・オンテ)副社長は、「経営業績が良くなく、賃金凍結は避けられない」と要求を受け入れられないことを明らかにした。

労組は22日、中央労働委員会に労働争議の調整を申請し、23日に臨時代議員大会を開いて争議行為の発生を決議する予定だ。29日からは全組合員を対象に、争議行為の賛否投票を行う。中央労働委が「調整停止」の決定を下し、争議行為の案件が過半の賛成で可決されれば、労組は争議権を認められる。

賃団協とは別に、労使はこの日、雇用安定委員会の本会議を開き、大型スポーツ多目的車(SUV)パリセードの増産を決定した。早ければ8月末から、蔚山の第4工場だけでなく、第2工場でもパリセードの生産を開始し、年間生産台数が従来より5万台増の15万台規模になるとみられる。


チ・ミング記者 warum@donga.com