メジャーリーグ・ナショナルリーグのサイ・ヤング賞候補ジェイコブ・デグロム(31=ニューヨーク・メッツ)とマックス・シャーザー(35=ワシントン・ナショナルズ)が先発対決で並んで4失点した。5日に登板するロサンゼルス・ドジャースの柳賢振(リュ・ヒョンジン=32)は、防御率で二人との差を広げられる機会を掴んだ。
デグロムとシャーザーは4日、ワシントンのナショナルズパークで先発対決を繰り広げた。背中の痛みで負傷者リスト(IL)入りし、先月23日に復帰したシャーザーは、この日復帰後初めて6回を投げたが5被安打(1被本塁打)4失点と振るわなかった。3回までは安打を許さなかったが、4回表だけでジョー・パニック(29)の2ランを含めて5安打を浴びた。デグロムは7回まで2失点と好投したが、8回にアウトを取れないままフアン・ソト(21)2点本塁打を与えて7回8被安打4失点でマウンドを降りた。ワシントンは5-10のビハインドから、9回裏に6点を奪い11-10で劇的な逆転勝利を収めた。
この日の試合前まで防御率2.46で柳賢振(2.35)を猛烈に追い上げていたシャーザーは6回4失点で防御率が2.60まで上昇した。デグロムも防御率2.66から2.76に上がった。5日、本拠でのコロラド・ロッキーズ戦に先発登板する柳賢振が、防御率を2.35から下げることができれば、二人との差をさらに広げることができる。今月4日のコロラド戦で5-3で勝ったドジャースは、今季91勝目(50敗)を挙げ西地区優勝に一歩近づいた。
一方、マイク・トラウト(28=ロサンゼルス・エンゼルス)とピート・アロンソ(25=メッツ)は同日、並んで今季44号を放ち、コディ・ベリンジャー(24=ドジャース)と本塁打数で1位タイになった。敵地オークランド・アスレチックス戦に2番・中堅手で先発出場したトラウトは1回から本塁打を放った。メッツのアロンソはワシントン戦で9回に2ラン本塁打を記録した。
チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com