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政権の座に37年、「世界最高齢の独裁者」ジンバブエのムガベ前大統領が死去

政権の座に37年、「世界最高齢の独裁者」ジンバブエのムガベ前大統領が死去

Posted September. 07, 2019 08:13,   

Updated September. 07, 2019 08:13

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ジンバブエを37年間統治し、「世界最高齢の独裁者」と呼ばれたムガベ前大統領が6日(現地時間)、シンガポールで死去したと、ロイターなどが伝えた。95歳だった。

ジンバブエのムナンガグワ大統領は同日、自身のツイッターを通じて、ムガベ氏の訃報を伝えた。1980年、ジンバブエの独立と共に権力の座に就いたムガベ氏は、独立運動のアイコンと見られたが、大統領になった後、「ジンバブエは私のもの」、「神だけが私を引き下ろすことができる」と発言し、鉄拳統治を行った。また、北朝鮮の世襲統治を羨んだという。

特に、ムガベ氏は劣悪な経済事情の中でも自身の誕生日には豪華なパーティを開き、世論の支持を失った。夫人のグレース氏もイタリアやフランスなどでブランド品のショッピングを楽しみ、「グッチグレース」というニックネームまでついた。ムガベ氏は2009年、米紙ワシントン・ポストのマガジン「パレード」が挙げた世界最悪の現職独裁者部門で1位になったこともある。ムガベ氏は今年4月からシンガポールで治療を受けていた。


李世亨 turtle@donga.com