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李在鎔・三星副会長、サウジの地下鉄工事現場で「中東は新しいチャンスの地」

李在鎔・三星副会長、サウジの地下鉄工事現場で「中東は新しいチャンスの地」

Posted September. 16, 2019 08:39,   

Updated September. 16, 2019 08:39

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三星(サムスン)電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が15日(現地時間)、サウジアラビアの首都リヤドで、三星物産が建設中の地下鉄工事の現場を訪れた。祝日も休まず、工事現場で働く役員や従業員を励まし、中東で未来ビジネスチャンスを模索するための歩みと見られる。

秋夕(チュソク=陰暦8月15日の節句)連休三日目の14日に出国した李副会長は、現地に到着した翌日午前、リヤド都心の地下鉄工事現場に向かった。李副会長が三星関連会社の海外建設現場を訪れたのは今回が初めてだ。

李副会長は現場で、「秋夕連休を家族と一緒に過ごせず、黙々と現場を守っている皆さんが本当にありがたく誇らしい」とし、「中東は脱石油プロジェクトを追求したことで、21世紀の新たな機会の地となっている。あなた方が流す汗は今、この新しい機会を明日の大事な結実につなげるだろう」と強調した。

李副会長が訪問したリヤド地下鉄プロジェクトは、都心全域に地下鉄6路線、全長168キロを建設するサウジ初の広域公共交通機関事業だ。三星物産は、スペインFCC、フランス・アルストムなどとコンソーシアムを立ち上げて、3つの路線の施工を引き受け、2020年の完成を目指している。

李副会長は、今年の正月連休期間中も中国の半導体産業の点検に乗り出すなど、祝日連休を活用して海外の主な事業所を訪れた。今回の秋夕にサウジアラビアを訪問先に選んだのは、現地の地下鉄工事プロジェクトを足掛かりに、様々な未来産業の機会を模索できると見ているからだ、という解釈が出ている。これに先立って李副会長は、6月に訪韓したサウドサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子を承志園(スンジウォン)に招待して、未来成長産業分野での協力方策について議論したことがある。今回の中東訪問でも、政財界の高官に会って懸案を議論する可能性も少なくないという観測が出ている。


金玹秀 kimhs@donga.com