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黄喜燦、初の欧州CLで1ゴール2アシスト

黄喜燦、初の欧州CLで1ゴール2アシスト

Posted September. 19, 2019 08:35,   

Updated September. 19, 2019 08:35

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強烈なデビュー戦だった。

「ブル」黄喜燦(ファン・ヒチャン=23、ザルツブルク)が「夢の舞台」欧州チャンピオンズリーグ(CL)デビュー戦でビッグクラブのスカウトたちの注目を浴びた。

黄喜燦は18日、オーストリア・ザルツブルクのレッドブルアリーナで行われた2019~2020欧州CLのグループE第1戦ヘンク戦(ベルギー)で1ゴール、2アシストを記録した。

アーリング・ブラウト・ハーランドとツートップを組んだ黄喜燦は前半36分、後方から送られたロングパスを受けては、そのまま疾走した。相手守備ラインを突破した黄喜燦は、GKが出ているのを見てつま先で落ち着いてボールを蹴り込んだ。走る動きから方向だけを変えた簡潔なシュートだった。ボールはゴール右に吸い込まれた。このゴールで黄喜燦は、歴代2番目の最年少で欧州CLで得点を挙げた韓国人選手になった。最年少記録は2014年にコペンハーゲンを相手にゴールを決めた孫興民(ソン・フンミン=当時22歳、レバークーゼン)が持っている。韓国選手で欧州CL本大会デビュー戦でゴールを決めたのは黄喜燦が初めて。

また黄喜燦は前半34分と45分に連続でハーランドのゴールをアシストした。ハーランドは同日、ハットトリックを達成した。ザルツブルクが6-2で大勝した。フーズコアーズドットコムは、黄喜燦に最高点の10点を与えた。3ゴールを決めたハーランド(9.5点)より高い採点さった。

黄喜燦の持ち味である突破力が際立った。最近はパウロ・ベント監督率いる韓国代表で右ウィングバックとしても活躍している。黄喜燦の突破力を生かしてサイドを攻略するための布陣だったが、守備の負担が多いウィングバックは黄喜燦には合わなかった。このため、黄喜燦を再び攻撃陣に戻すべきだという意見も多い。しかし、今の代表チームのツートップは孫興民と黄義助(27=FCジロダン・ボルドー)だ。黄喜燦には容易でないポジション争いの構図だ。しかし、黄喜燦がアタッカーとして引き続き好プレーを見せれば、ベント監督の構想にも変化が期待される。

黄喜燦は、すでにビッグクラブのスカウトたちからも注目を浴びている。この日、50人のスカウトが競技場を訪れたという。バルセロナ(スペイン)、ユベントス(イタリア)、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド(以上イングランド)、ドルトムント(ドイツ)などのスカウトたちだ。今後の活躍次第でビッグクラブへの移籍も夢ではない。

一方、韓国サッカーの未来と呼ばれる李康仁(イ・ガンイン=バレンシアCF)は同日、グループHのチェルシー(イングランド)戦で後半45分に途中出場し、約5分間ピッチを駆け回り、韓国人では歴代最年少(18歳6ヵ月30日)での欧州CL本大会デビューを果たした。以前の記録は、昨年チョン・ウヨン(バイエルン・ミュンヘン)が保持していた19歳だった。これは、またバレンシア所属の外国人では最年少でのデビュー記録でもある。

最近就任したバレンシアのアルベルト・セラーデス監督は、FWロドリゴ・モレノに代わって李康仁を投入した。以前の監督のもとでは右MFでの起用が多かったが、この日は中央の攻撃的MFとしてプレーした。李康仁の守備への負担を軽くし、攻撃的才能を生かせるポジションだ。セラーデス監督が引き続き李康仁をこのポジションで起用し続ければ、李康仁はより自身に合った役割を見つける機会になるだろう。試合はバレンシアが1-0で勝った。


李元洪 bluesky@donga.com