ユネスコ人類無形文化遺産に登録されたタイの仮面劇公演など、アジアの無形遺産を紹介するイベントが相次いで開催される。
国立無形遺産院(院長=キム・ヨンス)は、「2019人類無形遺産招待公演」として、タイの仮面劇「khon」とブータンの「Drametse仮面太鼓舞」公演を10月4日と5日、全羅北道全州市(チョンラブクド・チョンジュシ)の無形遺産院・オルスマルの大・小公演会場で開催する。タイの国立芸術団、ブータンの王立公演芸術団が披露するこの公演は、タイとブータンでそれぞれ唯一のユネスコ無形遺産登録種目である。無形遺産院は、「両国が王室を中心に国を挙げて保護伝承する代表的演戲であり、その規模や出演者の技量の面で最高の公演になるだろう」と説明した。関連する国際カンファレンスも10月4日に行われる。
今月27日から29日にかけては映画祭「国際無形遺産映像フェスティバル」を開催する。開幕作には、伝統の死生観を扱ったキム・テヨン監督の「コクドゥ物語」を、国立国楽院団員の実況公演と一緒に上映する。これはじめ、8カ国の26本の映画と公募展の受賞作品が観客と会う。林權澤(イム・グォンテク)監督が観客との対話に乗り出し、閉幕作には、原本フィルムが最も古い韓国無声映画「青春の十字路」(1934年に公開)を上映する。
国の無形文化財保有者らの作品が大規模に展示される作品展、アリラン・男寺党遊び・パンソリを組み合わせた公演が見られる「大韓民国無形文化財大典」も、10月11〜13日に無形遺産院で開かれる。国内外無形遺産の専門家40人余りが、市民生活と無形遺産の価値を論じる「世界無形文化遺産フォーラム」は、10月10日から12日にかけて開かれる。すべてのイベントは無料。
趙鍾燁 jjj@donga.com