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北朝鮮、米への圧力でSLBM追加挑発に出る模様

北朝鮮、米への圧力でSLBM追加挑発に出る模様

Posted October. 07, 2019 08:22,   

Updated October. 07, 2019 08:22

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米国と北朝鮮が5日(現地時間)、スウェーデン・ストックホルムでの実務協議で、非核化をめぐる意見の相違を確認したことから、北朝鮮が追加の軍事挑発に出るという観測が流れている。2日に発射した新型潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星3」を搭載する新型潜水艦を進水させ、対米圧力を強める可能性があると見られている。

政府筋は6日、「金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が参観する中、3機以上の北極星3を搭載できる3千トン級の新型潜水艦の進水式を行う可能性を注視している」と明らかにした。実際、軍当局は北朝鮮が咸鏡南道新浦(ハムギョンナムド・シンポ)の造船所で覆い隠すための幕を設置する動きが確認されたという。

北朝鮮が新型SLBMに続き7月に一部公開した新型潜水艦の進水式を行う場合、対米圧力の強度が臨界点に接近する。SLBM発射台となる潜水艦を進水させることは、SLBMの実践配備が迫っているということであり、SLBMで米本土を奇襲攻撃できるという「公開警告状」の性格と解釈されるためだ。

北極星3の攻撃可能な射程距離が長いということを証明するために、西海(ソヘ・黄海)の平安南道南浦(ピョンアンナムド・ナムポ)沖を追加挑発地域に選ぶ可能性もある。西海で発射して内陸を横切って東海(トンヘ・日本海)に弾着させる異例の方式で技術的完成度をアピールできるためだ。先月、南浦海軍造船所を撮った商業衛星写真でSLBM試験用のバージ船が停泊していたことも、このような可能性を裏付ける。韓国国防安保フォーラムのシン・ジョンウ上級研究員は「西海で発射すれば、1千キロ以上飛行しなければならない」とし、「北極星3の射程距離が予想以上に長いということを示すことは、米本土を攻撃する能力をアピールすることであり、高強度の圧力になるだろう」と指摘した。


孫孝珠 hjson@donga.com