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BTSの14ヵ月間の世界ツアー、ソウルでフィナレー

BTSの14ヵ月間の世界ツアー、ソウルでフィナレー

Posted October. 30, 2019 08:19,   

Updated October. 30, 2019 08:19

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防弾少年団が29日夕方のソウルコンサートで、1年2ヵ月間の世界ツアーのフィナーレを飾った。

今回のツアーを通じて、防弾少年団は世界トップクラスのチケットパワーを持つポップスターの列に並んだことを証明した。防弾少年団の所属事務所ビッグヒットエンターテインメントによると、昨年8月25日、ソウル蚕室(チャムシル)オリンピックメインスタジアムから始まった「LOVE YOURSELF」ツアーは、14カ国24都市で62回の公演を行い、延べ約206万人を動員した。防弾少年団の前回のワールドツアー「ウィングスツアー」(2017年・19都市、40回公演)が55万人の観客を動員したことに比べれば、4倍に達する数値だ。

5~6月の北米、欧州、南米公演はビルボードの月間ボックススコア、ポールスターなどの公演産業界の売上を整理する米主要チャートでトップについた。ポールスターは、6月当時、防弾少年団の十二回の公演入場券の売上高だけお合わせても約7800万ドル(908億ウォン)に達すると明らかにした。

ビッグヒットでは明らかにしなかったが、業界では今回のツアーの全体売上高は数千億ウォンから多くは兆単位にまで上がるとみている。会場周辺やツアーチケットの販売だけでなく、ツアー都市にオープンしたポップアップストアで防弾少年団関連商品が飛ぶように売れた上、生中継で得た収益も少なくないからだ。6月のロンドン・ウェンブリースタジアムの公演は、「ネイバーVライブプラス」を通じて、初めて全世界にインターネットで生中継された。3万3000ウォンの有料中継にも拘わらず、同時アクセス者数が14万人を突破した。

今回のツアーで防弾少年団は、北米(米国、カナダ)、南米(ブラジル)、欧州(英国、オランダ、ドイツ、フランス)、アジア(韓国、日本、台湾、シンガポール、香港、タイ、サウジアラビア)の4大陸を回った。行く先々に数日前から野宿して公演を待っているファンのため、交通が統制され、公共交通機関が延長運営され、現地メディアからスポットライトが当てられた。

特に5月に開始した「LOVE YOURSELF:SPEAK YOURSELF」ツアーは、「LOVE YOURSELF」ツアーの延長線としてピークに達した。すべての会場を3万人以上収容可能なスタジアムで決め、スケールをさらに一ランク引き上げた。10都市20回公演だけで、100万人以上の観客を会場に呼び込んだ。

英ロンドン、米ロサンゼルスなど、これに先立って行われたツアーで既に訪問した都市が再び含まれた。現地のファンたちの物足りなさを、アリーナ(屋内競技場)規模の公演では満たすことができなかったからだ。世界の大衆文化をリードする主要都市で、防弾少年団の公演への需要が爆発的であることを証明したことになる。会場は一つの国を代表したり、大衆文化の聖地とされるスタジアムを多数含んでいた。英ロンドンのウェンブリー・スタジアム、米ロサンゼルスのローズボール、フランス・パリのスタッド・ド・パリのような場所は、様々なスポーツ競技の決勝戦やマイケル・ジャクソン、レディー・ガガなど、最高のポップスターの大型公演をこなしたところだ。サウジアラビアでは、海外歌手としては初めてスタジアム公演を行って、イスラム国家の文化開放を象徴する歴史的瞬間の主人公にもなった。

防弾少年団は、この日の公演を最後に、しばらくコンサート活動は休んで、次のアルバムの準備に邁進する計画だ。


イム・ヒユン記者 imi@donga.com