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「感嘆符ポスター」で生まれ変わった白紙広告

「感嘆符ポスター」で生まれ変わった白紙広告

Posted November. 04, 2019 08:19,   

Updated November. 04, 2019 08:19

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2020年、東亜(トンア)日報の100周年を学生たちがデザインすれば、どのような姿が誕生するだろうか?

延世(ヨンセ)大学デザイン芸術学部4年生のイ・ソルヒさんは、東亜の子音「ㄷㅇ」を「跳躍」に変えた仮想の展示を企画した。「跳躍」展は、日本植民地時代から100年間、東亜日報が受け継いできた歴史、文化活動を知らせる展示だ。展示ポスターのデザインに、カラフルな色彩の山がそびえている。新しい100年に飛躍する東亜日報の姿だ。

4日から、ソウル鍾路区(チョンノグ)の東亜メディアセンターで、イ氏をはじめ、若者13人が東亜日報ブランドを再解釈した結果に会うことができる。東亜日報と延世大学デザイン芸術学部の産学協力展「跳躍」を通じてだ。「跳躍」展の参加者は、今年上半期から「コミュニケーションデザイン実務」の講義(指導教授=チェ・ジェヨン)で東亜日報の既存のブランドを分析し、長所を最大化するプロジェクトを行った。

学生たちが見た東亜日報ブランドの強みは、言論の自由の守護と活発な文化芸術支援だった。東亜マラソン、新春文芸、東亜音楽・舞踊コンクールなど、着実に進めてきた文化事業を知らせることがブランドの前向きなイメージを最大化できると見た。その結果、△白紙広告ポスター、△東亜マラソンスポーツウェア、△新春文芸スペシャルエディションとウェブサイトリデザイン、△100周年購読者キット、△100周年記念エンブレム、△キーワードグラフィックカレンダーなどのデザイン作品が誕生した。

参加者のキム・ウンギョンさんとイム・ハギョンさんは、それぞれ新春文芸ウェブサイトのリニューアルと特別版グッズを提案した。キムさんは、「新春文芸は新人文学発掘や文化復興のために持続されるべき歴史的行動だ」とし、「このために1920年の創刊号から使ってきたロゴを利用して、歯車のようにかみ合う疎通を込めてサイトをデザインした」と説明した。イムさんは、東亜日報の3大社史のうち、文化主義に焦点を当てて、「世界を見るきれいな窓」と「接続」をコンセプトにしたポスター、ダイアリー、携帯電話ケース、はがきなどのグッズを構成した。

「白紙広告ポスター」を制作したキム・ジュヒさんは、「読者が東亜日報の闘争を支援し、参加する意味で載せた応援広告の中のおもしろくて愉快に解釈した文章、『闘志』あふれるフレーズを活用してデザインした」と語った。

オ・ジュウン氏は、東亜コンクール受賞者のイメージを活用した購読者キットをデザインした。歴史性、ダイナミックさ、初心をキーワードにしたカレンダーを提案した。

チェ教授(モノクルアンドカンパニー代表)は、「一般的なブランディング授業は、新しいブランドを作ることがほとんどだが、100周年を迎える東亜日報には具体的なアーカイブがあるので、学生たちにも実践的な経験になった」と話した。展示は28日まで。お問い合わせは02-2020-0640まで。


金民 kimmin@donga.com