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香港警察、デモ隊に発砲

Posted November. 12, 2019 08:54,   

Updated November. 12, 2019 08:54

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11日午前7時頃、香港警察がニュースカメラの前で、反政府デモの参加者に発砲した。腹部に銃弾を受けた21歳の男性は病院に搬送されて手術を受けたが、重体だという。

CNNは、「交差点の横断歩道でデモ隊と揉み合いになった警察官が黒い服と帽子を着用して顔にマスクをして近づいてきた男性に向かって、拳銃を抜いて発砲した」とし、「至近距離で銃弾を受けた男性はその場に倒れた。人々が悲鳴を上げ、警察官を制止しようと駆け寄った」と伝えた。発砲の様子は、一人メディア「キューピット・プロデューサー」が撮影し、映像をフェイスブックに投稿した。

発砲事件は、5ヵ月間の反政府デモで初の死亡者が発生したことでデモがさらに激しくなる中、発生した。8日に香港科学技術大学の学生、周梓楽さん(22)がデモ現場のある建物から落下して死亡した。彼を追悼するために集まったデモ隊約10万人は週末、市内の主要道路にバリケードを立てて警察と対峙した。地下鉄葵芳駅に火災が発生するなど、公共の交通も麻痺した。

香港警察は声明を出し、「交通の流れを妨げるデモ隊を解散させるために厳格な銃使用規定によって発砲した」とし、「無差別的な発砲という悪意のデマは事実とは異なる」と主張した。香港警察は先月1日と4日、18歳と14歳の学生に向けて発砲するなど、デモの鎮圧に銃を使用している。


孫宅均 sohn@donga.com