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「ワンボールを違反した」 ラッセル・ヘンリーが良心宣言して予選敗退

「ワンボールを違反した」 ラッセル・ヘンリーが良心宣言して予選敗退

Posted November. 18, 2019 09:24,   

Updated November. 18, 2019 09:24

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ゴルフの紳士のスポーツだ。米男子ツアー(PGA)で3勝を挙げたラッセル・ヘンリー(30=米国、写真)は良心に従って行動した。そして堂々と予選落ちした。

ヘンリーは17日、メキシコのプラヤ・エル・カルメンにあるカマレオンGC(パー71)で行われたマヤコバクラシックの2日目に2アンダー69をマークした。ラウンドを終えた後、ファンの要求に応えてボールにサインをしていたヘンリーは、試合で使ったボールの1つが違うモデルのボールであることに気が付いた。同じT社の同じボールであるが、微妙な違いがあったのだ。ヘンリーは、「どうしてそのボールが自分のバックに入ったか分からない」と話した。

いわゆる「ワンボール(One Ball)」規則違反だった。ゴルフルールによると、プロゴルファーはブランドとモデルが同じボールを使って回ることが義務付けられており、違反した場合は各ホールで2罰打ずつが科される。9番から12番までの4ホールで違うモデルのボールを使ったと申告したヘンリーは8罰打を科された。当初、暫定7アンダーで上位圏に入っていたヘンリーは、1オーバーとなり予選敗退した。

大会ルール担当者のブレッド・ファーベル氏は、「あまりにも微妙な違いなので判定を下すまで1時間30分がかかった」とし、「ヘンリーは凄いことをした。そのジェントルさを尊敬する」と話した。


李憲宰 uni@donga.com