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米CSIS会長、「在韓米軍は傭兵ではない」

米CSIS会長、「在韓米軍は傭兵ではない」

Posted November. 28, 2019 15:22,   

Updated November. 28, 2019 15:22

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トランプ米政権の過度な在韓米軍駐留経費負担増額の圧力を批判する韓半島専門家たちの声が続いている。

ワシントンのシンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)のジョン・ハムレ会長は26日(現地時間)、「ボイス・オブ・アメリカ」(VOA)とのインタビューで、「在韓米軍は金を受け取って韓国を守る傭兵ではない」とし、「アジアで米国の価値を共有する同盟国とパートナーを守ることは重要だ」と強調した。

 

ハムレ氏は、在韓米軍駐留経費負担の金額について、「韓国が現在負担している10億ドル(約1兆1770億ウォン)はかなりの金額」とし、「もっと多く出すことができるなら歓迎するが、韓国が最低限出さなければならない金額があるわけではない」と述べた。ハムレ氏は米国が派兵を要請した時、韓国が常に軍隊を送ったことにも触れ、トランプ氏の「無賃乗車」発言を批判した。

ハムレ氏は、「韓国が米国に借りがあるという前提で(交渉を)始めてはならない」とし、「米国は自国の国益のために米軍を駐留させている」と強調した。

駐中国大使を務めたゲリー・ロック氏も同日、VOAに、「米国は韓国に米軍を駐留させることによって恩恵を得ている」とし、「これは韓国が提供するどの貢献よりも費用があまりかからず、米本土に兵力を置くことよりも少ない費用で済む」と説明した。

専門家たちは、米国が5倍の増額を要求したことは、韓米関係に悪影響を与えている懸念を示した。国務次官補代行(東アジア・太平洋担当)を務めたスーザン・ソーントン氏は、「現在、米韓関係が多少冷え込み、「光が漏れる隙間(some daylight)」が若干生じているのが事実」とし、「米国と韓国の異なる国内政治状況が、両国の見解の相違を大きくしている」と分析した。過去、韓米同盟を象徴的に表現した「光が漏れる隙間のない」関係が変わったと懸念を示したのだ。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com