最近、グローバル企業が韓国国内中小化粧品ブランドを買収して「Kビューティー」が再照明を受けている中、ヘルス&ビューティーストア・オリーブヤングが創立20周年を迎えて、業界初のビューティーコンベンションイベントを開き、Kビューティーの代表走者を一堂に集めた。オリーブヤングは1日、先月29日と30日の二日間、ソウル城東区(ソンドング)のエスファクトリーで、「2019オリーブヤングアワード&フェスタ」(写真)を開いたと明らかにした。
オリーブヤングはこの20年間、合理的な価格と優れた品質の新商品を発掘して紹介する中小企業の販路の役割を果たしてきた。現在オリーブヤングで販売されるブランドの中で、中小企業やスタートアップが80%に達している。今のKビューティーのブームを主導するドクタージャルト、メディヒール、トゥークールフォースクールなどの中小ブランドも、発売初期にオリーブヤングなどの流通チャネルを通じて消費者に紹介されてきた。
同日、会場で公開された「2019オリーブヤングアワード」では、92の受賞製品のうち、半数以上が国内中小企業のブランド製品だった。会場のあちこちに用意されたカテゴリーゾーンでも、中小ブランドの活躍が目立った。最近オリーブヤングで急成長している新進ブランドを一堂に集めた「スキンケアルーキーゾーン」が代表的だ。ここでは、セルフュージョンC、コースアルX、アビブ、魔女工場など、オリーブヤングが注目している有望なスキンケアブランドを体験しようとする観覧客が集まった。またドクタージャルト、3CE、アイソイ、ドクタージー、トゥークールフォースクールなど、オリーブヤングで多く愛される代表商品が紹介された。
オリーブヤングは今回のイベントを足掛かりに、Kビューティーのトレンドを海外市場に伝播する尖兵の役割をさらに強化する計画だ。実際オリーブヤングは、2016年から化粧品業界の大手企業と中小企業との共存プログラム「楽しい同行」を行っている。2017年5月、オリーブヤングの「楽しい同行」の商品品評会を通じて発掘した中小企業・ラップアンドカンパニーが代表的成功事例だ。ラップアンドカンパニーが運営するブランド「アイムフロム」で発売した「マグウォーターエッセンス」は、オリーブヤングに出店してから3年ぶりに、人気国内外ブランドを抜いてオリーブヤングで今年(1月1日から11月25日まで)の売上高上位100位内に入った。このように、オリーブヤングが「楽しい同行」を通じて発掘したブランドは約60社にのぼる。オリーブヤングの関係者は、「オリーブヤングはこれから、国内を越えてグローバル市場でもKビューティー産業の先進化をリードしていく中小ブランドの育成を積極的に支援したい」と明らかにした。
ヨム・ヒジン記者 salthj@donga.com